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任天堂<7974>は、5月8日、2025年3月期の連結決算を発表、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や『Super Mario Bros. Wonder』が前年度の業績を大きくけん引していた反動もあり、大幅な減収減益での着地となった。
売上高1兆1649億2200万円(前々期比30.3%減)
営業利益2825億5300万円(同46.6%減)
経常利益3723億1600万円(同45.3%減)
最終利益2788億600万円(同43.2%減)Nintendo Switchビジネスは『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』が748万本、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が409万本、『ペーパーマリオRPG』が210万本の販売となるなど、新作タイトルが順調に販売を伸ばた。また、『マリオカート8 デラックス』が623万本(累計販売本数6820万本)の販売を記録するなど、前期以前に発売したタイトルも安定した販売状況が続いた。これらの結果、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカーのタイトルも含めて24タイトルとなり、ハードウェアの販売台数は1080万台(前期比31.2%減)、ソフトウェアの販売本数は1億5541万本(前期比22.2%減)となった。
2024年3月期は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(2023年5月発売)や『Super Mario Bros. Wonder』(2023年10月発売)がハードウェア、ソフトウェアの販売を大きくけん引していたこともあり、比較すると当期の販売数量は減少したが、発売から9年目を迎えたプラットフォームとして堅調な販売状況となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトの売上が減少したことにより、デジタル売上高は3260億円(前期比26.5%減)となった。
モバイル・IP関連収入等について、当期は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年4月公開)による映画関連の売上が減少したことにより、売上高は676億円(前期比27.0%減)となった。
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■今期売上高は63%増の見込み
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2026年3月期通期の連結業績予想については、以下のとおりで増収増益を見込んでいる。
6月5日に新たなハードウェアあるNintendo Switch 2を発売予定であり、売上高は大幅な増収となる予想だが、その初動における費用負担や直近の為替レートの動きを踏まえた前提為替レート(1ドル=140円、1ユーロ=155円)が利益の伸びを抑えるもようだ。
売上高1兆9000億円(前期比63.1%増)
営業利益3200億円(同13.3%増)
経常利益3800億円(同2.1%増)
最終利益3000億円(同7.6%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
