ゲオHD、25年3月期決算は営業利益33%減の112億円…新品ゲームの需要一巡、新規出店や人件費増加が収益圧迫

ゲオホールディングス<2681>は、5月9日、2025年3月期の連結決算を発表し、売上高4276億6900万円(前の期比1.4%減)、営業利益112億5000万円(同33.1%減)、経常利益122億2400万円(同34.8%減)、最終利益45億3700万円(同58.4%減)だった。

・売上高:4276億6900万円(同1.4%減)
・営業利益:112億5000万円(同33.1%減)
・経常利益:122億2400万円(同34.8%減)
・最終利益:45億3700万円(同58.4%減)

同社では、新本ゲーム商材の需要が一巡した影響で減収となったことに加え、新規出店や人件費増加など販売管理費の増加が負担になった、としている。最終利益については減少率が大きいが、収益性の悪化により、店舗等に係る固定資産について減損損失31億3800万円が計上したため。

【リユース系商材】
高級時計を中心に扱うOKURA TOKYOが、相場が軟調な中でも商品流動性を高めてリスク管理を行い、堅調に推移した。リユース衣料・服飾雑貨は、天候不順の影響や出店計画未達があったものの、市場拡大に比例して着実に成長した。海外地域では直営店方式での出店により活動範囲を広げ、店舗数・売上を拡大している。結果、リユース系商材全体の売上は同12.1%増の1902億4600万円となった。

【メディア系リユース商材】
ゲーム関連商材が新作ゲームソフトのヒットによる恩恵が乏しかったものの、家庭用ゲーム機本体の値上げ前の駆け込み需要により微減収となった。スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器市場の拡大に合わせて、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」を出店し、リユースモバイル商材のシェア獲得に注力している。結果、メディア系リユース商材全体の売上高は同12.4%増の836億6900万円となった。

【新品商材】
トレーディングカード及びカプセルトイの売上が好調に推移したものの、前期の家庭用ゲーム機本体の販売増と大型タイトルのリリースの反動減の影響が大きく、売上高は同25.1%減の991億円となった。

 

■2026年3月期の見通し

2026年3月期の業績は、売上高4700億円(前期比9.9%増)、営業利益115億円(同2.2%増)、経常利益110億円(同10.0%減)、最終利益55億円(同21.2%減)、EPS138.50円を見込む。株価収益率は14.1倍となる。

・売上高:4700億円(同9.9%増)
・営業利益:115億円(同2.2%増)
・経常利益:110億円(同10.0%減)
・最終利益:55億円(同21.2%減)
・EPS:138.50円

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