ホシデン、25年3月期決算は売上高13%増の2475億円、営業利益5%増の135億円…ゲームと移動体通信向けが増収

任天堂のゲーム機向けの電子部品メーカーとして知られるホシデン<6804>は、5月9日、2025年3月期の連結決算を発表し、売上高2475億7100万円(前の期比13.1%増)、営業利益135億7300万円(同5.0%増)、経常利益147億7600万円(同18.6%減)、最終利益100億3700万円(前の期は1370万円の損失計上)だった。

・売上高:2475億7100万円(同13.1%増)
・営業利益:135億7300万円(同5.0%増)
・経常利益:147億7600万円(同18.6%減)
・最終利益:100億3700万円(同1370万円の損失計上)

同社では、アミューズメント関連向け、移動体通信関連向け、自動車関連向けが増加し、全体での売上は増加となった。利益面では、前年同期程の円安による利益の押上げ効果がなかったものの、売上増加と移動体通信向け事業の収益率の改善等により営業利益は増加した。一方、為替差益は4500万円と前年同期の42億1400万円ほど大きくなく、経常利益、最終利益は減少した。

・機構部品については、アミューズメント関連向け及び移動体通信関連向けが増加したことにより、売上高は2146億5100万円(同16.1%増)、セグメント利益は107億8100万円(同15.8%増)となった。
・音響部品については、自動車関連向けが増加したことにより、売上高は209億9700万円(同4.0%増)、セグメント利益は18億5100万円(同20.8%増)となった。
・表示部品については、自動車関連向けが減少したことにより、売上高は22億0100万円(同11.3%減)、セグメント損失は2億7000万円(前年同期は4億3100万円のセグメント損失)となった。
・複合部品その他については、健康機器関連向けが減少したことにより、売上高97億2100万円(同14.5%減)、セグメント利益は12億1000万円(同51.8%減)となった。

 

■2026年3月期の見通し

2026年3月期の業績は、売上高4060億円(前期比64.0%増)、営業利益130億円(同4.2%減)、経常利益120億円(同18.8%減)、最終利益84億円(同16.3%減)、EPS165.07円を見込む。株価収益率は11.5倍となる。

・売上高:4060億円(同64.0%増)
・営業利益:130億円(同4.2%減)
・経常利益:120億円(同18.8%減)
・最終利益:84億円(同16.3%減)
・EPS:165.07円

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