
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、25年3月期の決算説明会で、2026年3月期の業績見通しの開示を再開する意向を示した。ただし、現時点では合理的な予想値の算出が困難であるため、開示が可能になった段階で速やかに開示するとのこと。
同社は、2019年3月期に業績見通しを開示して以来、通期予想の非開示が続いていた。特にモバイルゲームは収益のボラティリティが大きいため、確度の高い収益予想が立てづらく、それ以前にあっても業績予想を非開示とすることが多かった。
現時点で非開示とする理由について、『Pokémon TCG Pocket(ポケポケ)』の動向をあげた。リリース以来、業績回復の立役者である『ポケポケ』について現時点では合理的な見通しが困難であるという。
『ポケポケ』の運営成績は現時点では堅調に推移しており、長期的な貢献を目指した運営しているものの、短期的には配信当初の初速からの反動が出る可能性があると考えているという。
他社でも大ヒットタイトルが生まれて業績が大きく伸びたが、ソフトランディングできるまで見通しが立てづらいとしていたが、『ポケポケ』についても安定軌道に入ったと確認できた段階で業績予想を開示するようだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1639億9700万円、営業利益289億7300万円、税引前利益318億1700万円、最終利益241億9300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432