Gunosyは、本日5月13日、Gホールディングスの発行する株式を取得し、完全子会社化すると発表した。2025年5月下旬に実行される予定で、取得価額は概算で11億1000万円となる。2030年5月期までの一定期間において、株式譲渡契約に定めた条件が成立した場合、最大5億円を追加の対価として支払う。
今回の買収は、「資本効率の向上と株主還元力の強化」に沿った初のM&A案件で、投資可能現預金40億円を有効活用するためのもの、としている。Gホールディングスは、アニメ・漫画IPに特化した「ファブレス型ゲームパブリッシャー」として安定的なキャッシュフローを創出している。
子会社であるゲームエイトのSC事業との補完性が高く、ゲーム攻略メディアの運営ノウハウやアプリ外課金スキームを組み合わせることで、キャッシュ創出力を短期間で強化できる見込み、としている。また、日本のアニメ・漫画IPの海外需要拡大という市場機会を捉え、GunosyグループのIPマネタイズ領域を拡張することで、中長期の成長ドライバーを獲得することも目指しているという。
今回の株式取得により、Gunosyグループにおけるエンタメ領域でのシナジー創出が見込まれるという。特に、ゲームエイトを中心とするSC事業との連携を通じて、アプリ外決済ソリューションの提供によりGホールディングスの利益創出力の強化が見込まれる。また、ゲームエイトとしても、提供価値をより上流の企画・パブリッシング段階まで広げる可能性が生まれるなど、双方にとって価値ある連携が進むことが期待されているとのこと。
