セルシス、イワタと共同開発した欧文フォント「Clip Studio Comic」を一般販売開始 海外ユーザーのマンガ制作現場で好まれる手書き風フォント

セルシス<3663>は、イワタと共同開発した欧文フォント「Clip Studio Comic」の一般販売が6月5日より開始されたことを発表した。

「Clip Studio Comic」は、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」に搭載されている欧文フォントで、「CLIP STUDIO PAINT」で創作を行う多くのユーザーに利用されてきた。今回、創作に関わる全ての人が利用できる一般発売という形で、新たに多彩なスタイルを収録した「Iwata Clip Studio Comic」ファミリーとしてイワタから提供される。

「Clip Studio Comic」は、2024年3月にリリースされた「CLIP STUDIO PAINT Ver.3.0」より搭載された欧文フォントで、特に海外ユーザーのマンガ制作現場で好まれる手書き風フォントとして開発された。「CLIP STUDIO PAINT」のブラシツールで書かれたラフスケッチを元に開発された手書き風の欧文書体で、入力した文字の形がランダムに表示される特徴や、文脈に応じて大文字「I」をCrossbar I(上下に横線付き)へ自動変換する機能など、リアルな表現を追求している。英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語など、ラテンアルファベット圏の多くの言語表記をカバーしており、27の言語に対応している。

また、今回の一般販売では、CLIP STUDIO PAINT Ver.3.0以降に搭載されている「Clip Studio Comic」に加え、縁取りの「Outline」、影のみの「Shadow」、目を加えたユニークな「Eyes」など、多彩なスタイルを収録した「Iwata Clip Studio Comic」ファミリーが展開されている。計20フォントで、POPで遊び心あるデザインを幅広くサポートしている。

セルシスは今後も、様々なパートナーとの共同開発の取り組みを通して、より良い創作環境をグローバルに提供していく方針だ。