メディア工房、2011年8月期は携帯向け占いコンテンツ好調で経常益37%増を達成

公式CPの苦戦が続く中、メディア工房<3815>の業績は好調だ。同社は、本日(10月13日)、2011年8月期の連結業績を発表し、売上高24億6800万円(前年同期比15.6%増)、経常利益6億1300万円(同37.4%増)、当期純利益3億5600万円(同39.0%増)だった。 主力のコンテンツ事業が引き続き好調だったようだ。同社では、開発効率の向上とコンテンツマーケティングを推進し、同事業の売上高は、前期比21.7%増の21億2200万円、営業利益が同35.3%増の9億5300万円となった。 2009年9月に開設した無料占いポータルサイトの会員数が順調に増加し、無料会員の有料会員に誘導するとともに、新規の有料コンテンツを毎月提供してきた。この結果、有料会員数は前年同期比1.1%増の33万8097人と増加を続けている。 PC向けでは、毎月新規コンテンツの投入や、プロモーション活動の継続により、ユーザー数の維持・獲得に注力↓。PC向けコンテンツ数は83コンテンツ、544サイトとなった。 また、携帯電話販売事業では、合理化を推進するとともに、スマートフォンの販売を強化したものの、ショッピングセンターの閉鎖に伴う強制退去の影響を受けたとのこと。売上高は同6.8%減の3億4000万円、営業利益は同52.5%減の1200万円だった。   ■2012年8月期の見通し 2012年8月期は、売上高27億2400万円(前期比12.4%増)、経常利益7億1700万円(同17.0%増)、当期純利益4億1700万円(同16.8%増)を見込む。 同社では、コンテンツ事業については、主力の携帯電話向けは毎月新規コンテンツを提供するとともに、占い師の新規開拓、コンテンツマーケティングとプロモーション活動の強化と効率化を図っていく。PCについては、新規コンテンツの投入に加え、特に中国向け配信を拡大していく方針。 また、携帯電話販売事業については、スマートフォンの販売強化につなげていく。売上総利益の向上のためにオプションや副商材、コンテンツを積極的に獲得していく。