ハピネット、第1四半期決算は売上高16%増の959億円、営業利益20%増の39億円と2ケタ増収増益…Switch2大ヒット、カプセル玩具専門店が貢献

ハピネット<7552>は、8月7日、2026年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高959億2700万円(前年同期比16.5%増)、営業利益39億4300万円(同20.3%増)、経常利益40億6800万円(同17.1%増)、最終利益33億1900万円(同39.0%増)だった。

・売上高:959億2700万円(同16.5%増)
・営業利益:39億4300万円(同20.3%増)
・経常利益:40億6800万円(同17.1%増)
・最終利益:33億1900万円(同39.0%増)

同社では、「Nintendo Switch 2」が大ヒットしたビデオゲーム事業や、市場の拡大が続いているアミューズメント事業が好調に推移したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った、としている。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

①玩具事業
売上高は411億5100万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は23億800万円(同10.0%増)となった。
BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとした、コンビニエンスストア向けのくじ商品が好調に推移したほか、フィギュアなどのホビー商品や低年齢層向けの一般玩具の販売も堅調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

②映像音楽事業
売上高は156億7900万円(前年同期比12.6%増)、セグメント利益は2億5600万円(同40.4%減)となった。
流通事業で「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」などのヒット商品があったことに加え、映像パッケージ制作事業の売上増加も貢献し、売上高は前年同期を上回った。利益面については、同社買付洋画作品の投資損失が発生したことにより、前年同期を大幅に下回った。

③ビデオゲーム事業
売上高は245億2300万円(前年同期比32.2%増)、セグメント利益は5億8500万円(同64.5%増)となった。
新たに発売した任天堂のゲームハード「Nintendo Switch 2」と関連アクセサリが好調に推移したことに加え、ゲームソフトの販売も増加したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

④アミューズメント事業
売上高は145億7200万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は11億6900万円(同57.4%増)となった。
カプセル玩具市場がインバウンド需要も取り込み引き続き好調に推移していることに加え、同社が運営するカプセルトイショップ「ガシャココ」や、同社がバンダイナムコアミューズメント社と共同運営を行うカプセルトイショップ「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」「ガシャポンのデパート」の店舗の増加も貢献し、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。なお、「ガシャココ」は2025年6月末日時点で141店舗を出店している。

 

■2026年3月期の見通し

2026年3月期の業績は、売上高3900億円(前期比7.0%増)、営業利益118億円(同1.0%増)、経常利益120億円(同0.3%増)、最終利益72億円(同6.4%増)、EPS326.57円を見込む。

・売上高:3900億円(同7.0%増)
・営業利益:118億円(同1.0%増)
・経常利益:120億円(同0.3%増)
・最終利益:72億円(同6.4%増)
・EPS:326.57円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:24.6%
・営業利益:33.4%
・経常利益:33.9%
・最終利益:46.1%

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3644億1800万円、営業利益116億7700万円、経常利益119億6300万円、最終利益67億6400万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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