【ゲームエンタメ株概況(9/8)】国内証券が目標株価引き上げの任天堂が反発 通期営業利益が下ブレ着地のエイチームHDと通期利益予想を減額のアピリッツは大幅反落

9月8日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比625.06円高の4万3643.81円で取引を終えた。前日7日に石破茂首相が自民党総裁を辞任し、退陣すると表明したことで、次期首相による積極財政施策への転換を期待した買いが朝方から先行し、一時は上げ幅800円超に達する場面もあった。
中で、任天堂<7974>が反発した。任天堂は、みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を1万4500円から1万5500円に引き上げたことが市場の評価材料となったようだ。
また、ユークス<4334>やボルテージ<3639>が高く、DeNA<2432>は3日続伸した。
東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」で据え置くとともに、目標株価を3480円から3800円に引き上げたタカラトミー<7867>は小反発した。
半面、エイチームHD<3662>が大幅続落した。エイチームHDは、前週末5日に発表した2025年7月期の連結決算において、営業利益が従来予想を下回って着地したことなどが嫌気されたようだ。
前週末9月5日に2026年1月期通期の業績予想の修正を発表し、利益予想の大幅な下方修正を実施したアピリッツ<4174>も3日ぶりに大幅反落した。
ほか、東映アニメ<4816>やサイバーステップ<3810>などがさえない。

会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチームホールディングス
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益8億4500万円、経常利益15億8500万円、最終利益10億3600万円(2025年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高90億800万円、営業利益1億8500万円、経常利益1億8500万円、最終利益4500万円(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974