日本BS放送、25年8月期決算は売上高3.5%減の118億円、営業益7.3%減の19億円と減収減益…スポット収入減、広告宣伝費も重しに
日本BS放送<9414>は、10月9日、2025年8月期の連結決算を発表し、売上高118億1200万円(前の期比3.5%減)、営業利益19億3200万円(同7.3%減)、経常利益19億8500万円(同5.3%減)、最終利益13億4500万円(同7.6%減)と減収減益だった。
・売上高:118億1200万円(同3.5%減)
・営業利益:19億3200万円(同7.3%減)
・経常利益:19億8500万円(同5.3%減)
・最終利益:13億4500万円(同7.6%減)
放送事業収入は、競馬中継などの公営競技や持込番組のセールスが好調だったものの、前年の大型スポーツ特番の反動減や市況低迷によるスポット収入の減少により、前期比3.2%減となった。その他事業収入も、前期の出版書籍の好調な売上からの反動減により、前期比5.3%減となった。
費用面では、コンテンツ拡充やドラマコンテンツ強化による番組制作費の増加があったものの、番組制作費の反動減やスタジオ設備更新にかかる減価償却負担の軽減により、原価部門の費用は減少した。一方、広告宣伝費を中心に販管部門の費用は増加した。
■2026年8月期の見通し
2026年8月期の業績は、売上高125億7600万円(前期比6.5%増)、営業利益18億0400万円(同6.6%減)、経常利益18億8800万円(同4.9%減)、最終利益13億0600万円(同2.9%減)、EPS73.30円を見込む。
・売上高:125億7600万円(同6.5%増)
・営業利益:18億0400万円(同6.6%減)
・経常利益:18億8800万円(同4.9%減)
・最終利益:13億0600万円(同2.9%減)
・EPS:73.30円
同社では、良質な番組制作と営業強化、効果的な広告宣伝に努め、テレビ広告収入の増加、配信事業やイベント事業といった放送周辺事業収入の拡大を図る一方で、費用効率の改善にも取り組むとしている。
会社情報
- 会社名
- 日本BS放送株式会社(BS11)
- 設立
- 1999年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 知久/代表取締役社長 近藤 和行
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9414