シリコンスタジオ<3907>は、10月9日、2025年11月期の期末配当予想の修正を発表、従来の無配予想から1株当たり10円に復配する方針となった。
同社は、株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、安定的かつ継続的な配当を検討してきた。ただし、業績や事業拡大に向けた資金需要への対応、内部留保の適正な確保を総合的に勘案した結果、2017年11月期以降は配当を見送っていた。
しかし、ここ数年の事業安定化と利益創出力の向上、ならびに2025年11月期の通期業績予想を踏まえ、期末配当予想を見直すことを決定した。この見直しは、財務健全性を維持しつつ、株主還元の継続性を高めることを目的としている。
なお、同社は、2025年8月に東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更申請を提出しており、これに伴う資本市場での透明性向上と企業価値向上を見据えた対応を並行して進めている。今後も中長期的な企業価値の向上と、株主への適切なリターンの両立を目指していく方針だ。
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高44億1400万円、営業利益1億4300万円、経常利益1億2300万円、最終利益8700万円（2024年11月期）
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907