Unity、Unityエンジンの機能強化を発表 開発者がグローバルなコマースと商品カタログをUnity内の単一ダッシュボードから一元管理可能に

Unityは、本日(10月23日)、Unityエンジンの機能強化を発表し、ゲーム開発者がグローバルなコマースと商品カタログをUnity内の単一ダッシュボードから一元管理できるようになることを発表した。

現在、複数のプラットフォームで販売を行うには、複数のSDKや異なるルールと支払いシステムを使い分ける必要がある。この機能強化により、開発者は異なる決済プロバイダーを組み合わせ、市場ごとに最適化し、モバイルアプリストア、Web、PCにわたって価格設定、プロモーション、ライブ運営を管理することが可能になり、プラットフォーム固有のツールや制約から解放される。

モバイルゲームにおける世界のアプリ内課金市場は1200億米ドル超に達すると予測されており、またモバイルゲームの大半はUnityで開発されたゲームだ。Unityはアプリストアの進化に伴い、統合の機会を作り出し、統一された柔軟な成功への道を提供し、分断の進むデジタルコマース市場のギャップを埋めようとしている。

▼Unity社長兼CEO マット・ブロムバーグ(Matt Bromberg)氏コメント
「ゲーム関連のアプリ内課金取引の相当部分はUnity製のゲーム内で発生しています 。まもなく開発者は、全プラットフォームと全デバイスにわたるデジタルカタログを単一の場所で管理し、最適化できるようになります。Unityは、プレイヤーがどこにいても、開発者自身が成功をコントロールできる環境を提供します」

プログラマブルな金融サービス企業Stripeとの協力は、このグローバル決済対応と完全な柔軟性を提供する最初のパートナーシップとなる。

▼Stripe決済部門責任者 ケビン・ミラー(Kevin Miller)氏コメント
「Stripeのマーチャント・オブ・レコード (販売者記録) ソリューションとアプリケーションからWebへの決済機能により、Unityはまもなく、開発者に高いコンバージョン率と低コストを提供できるようになり、Stripeは、裏側で不正防止、紛争対応、税務処理を管理します」

この新機能は現在、限定的な早期アクセス段階にあり、Unityは限定されたパートナーと協力して本番環境での検証を行い、信頼性とスケーラビリティを確保した上で一般提供を開始する予定だ。

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