モバイルファクトリー<3912>は、10月24日、2025年12月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高24億7800万円(前年同期比5.4%増)、営業利益8億1100万円(同15.1%増)、経常利益8億2600万円(同17.6%増)、最終利益5億7900万円(同22.2%増)だった。売上高は過去最高となり、営業利益も2019年12月以来の8億円超えとなった。
・売上高:24億7800万円(同5.4%増)
・営業利益:8億1100万円(同15.1%増)
・経常利益:8億2600万円(同17.6%増)
・最終利益:5億7900万円(同22.2%増)
【10月24日16時28分追記】


同社では、主力タイトル『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』の運営成績が好調に推移した、としている。とりわけ、第3四半期会計期間(25年7~9月)は過去最高の売上を記録したとのこと。広告宣伝投資も積極的に行ったが、増収効果で吸収した。
■モバイルゲーム事業
売上高は22億8500万円(同7.2%増)となり、セグメント利益は6億7200万円(同13.2%増)となった。
主力サービスの位置情報連動型ゲームでは、他社IPとのコラボレーション施策として実施したレイドイベント等が好調に推移し、売上高をはじめ各利益段階において前年同期を上回る結果となった。また、ユーザーの移動を促進するイベント施策に注力したことで、関連する移動系アイテムの販売が堅調に推移し、業績の向上に寄与した。
『駅メモ!』に関しては、新たな収益機会の創出として『プレミアムでんこ』の販売を開始した。本施策は、ユーザーに新たな収集や楽しみ方を提供し、サービスをより長期的に楽しんでもらうこと目的としているという。今後もユーザー基盤の強化を図るとともに、新たなコンテンツや機能開発を通じて、更なるサービス価値の向上に努めていく。
■コンテンツ事業
売上高は1億9200万円(同11.5%減)となり、セグメント利益は1億4300万円(同12.3%減)となった。自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少している。
■その他
その他については、Suishow事業で構成されており、セグメント損失は500万円(前年同期はセグメント損失5400万円)となった。なお、昨年度のセグメント損失には事業撤退したブロックチェーン事業によるものを含んでいる。
■2025年12月期の見通し
2025年12月期の業績は、売上高34億7000万円(前期比4.6%増)、営業利益10億2000万円(同3.6%減)、経常利益10億1900万円(同3.6%減)、最終利益7億0500万円(同0.9%増)、EPS93.48円を見込む。株価収益率は10.7倍となる。
・売上高:34億7000万円(同4.6%増)
・営業利益:10億2000万円(同3.6%減)
・経常利益:10億1900万円(同3.6%減)
・最終利益:7億0500万円(同0.9%増)
・EPS:93.48円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:71.4%
・営業利益:79.5%
・経常利益:81.1%
・最終利益:82.1%
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億1700万円、営業利益10億5800万円、経常利益10億5700万円、最終利益6億9900万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912