【ゲームエンタメ株概況(10/27)】日経平均5万円乗せも後場マイナスに転じる銘柄増加 Link-UやSEH&I、まんだらけなど個別物色は盛ん【チャート掲載】

10月27日の東京株式市場は大幅続伸。日経平均株価は、前営業日比1212円67銭高の5万0512円32銭と最高値でこの日の取引を終えた。高市早苗内閣の制作に対する期待や米中貿易摩擦の緩和などを手がかりに終値ベースでも史上最高値を更新した。

 

【主要指数】
・日経225: 50,512.32(+1,212.67)
・TOPIX: 3,325.05(+55.60)
・ドル/円: 153.01(+0.12)
・ダウ: 47,207.12(+472.51)
・ナスダック: 23,204.87(+263.07)
・SOX: 6,976.94(+129.55)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は65銘柄(67%)、下落は26銘柄(27%)、変わらずは6銘柄(6%)で、買い優勢だった。ただ、前引けが上昇は81銘柄(84%)、下落は11銘柄(11%)、変わらずは5銘柄(5%)だったことを考えると、後場に入ってマイナスに転じた銘柄が増えたことがわかる。

個別株物色は盛んで、Link-U<4446>に押し目買いが入って大幅高となったほか、自社株買い発表のSEH&I<9478>に短期資金が入った。モブキャストHD<3664>、まんだらけ<2652>も値上がり率上位に入った。

 

他方、オーバーラップHD<414A>が上場来安値を更新した。上場時の市場に放出した株数の多さに加え、公開価格を下回る時価など売り圧力が強く、厳しい需給状況が続いている模様だ。エヌジェイHD<9421>、GENDA<9166>、KLab<3656>が値下がり率上位に入った。

 

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、カプコン<9697>が高く、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が高く、トーセ<4728>が変わらず、日本一ソフト<3851>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、DeNA<2432>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が高く、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、モバイルファクトリー<3912>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、ブシロード<7803>が高く、GENDA<9166>、フリュー<6238>が安い。

 

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。