コナミグループ、2Q(4~9月)決算は売上高22%増、営業益28%増で2期連続最高業績に 新作『METAL GEAR SOLID Δ』と『SILENT HILL f』が初動で100万本を突破

コナミグループ<9766>は、10月30日、2026年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算(IFRS)を発表、主にデジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツが引き続き好調に推移し、売上高、各利益項目ともに2期連続で過去最高を更新した。

売上高2248億3900万円(前年同期比22.1%増)
事業利益650億8600万円(同29.6%増)
営業利益642億6800万円(同28.9%増)
最終利益464億8600万円(同27.7%増)

各事業セグメントごとの状況は以下のとおり。

①デジタルエンタテインメント事業 売上高1687億7700万円(前年同期比28.2%増)、事業利益613億7800万円(同31.6%増)
シリーズ30周年を迎えた『eFootball』の大型アップデートを実施し、累計で9億ダウンロードを突破した。新作は『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』と『SILENT HILL f』を発売し、両タイトルとも初動で100万本を突破した。今後の新作としては、シリーズ史上最大ボリュームで2つのマップが登場する『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~』を発表した。

②アミューズメント事業 売上高144億6600万円(同33.9%増)、事業利益32億3300万円(同56.2%増)
『モンスター烈伝 オレカバトル2』で作成したオリジナルカードを使うことができるメダルゲーム『モンスター烈伝 オレカバトル2 パンドラのメダル』を発売した。また、スマスロ機「わたしの幸せな結婚」「転生したら剣でした」「マジカルハロウィン ボーナストリガー」の3タイトルを発売した。

なお、10月1日を効力発生日として、コナミアミューズメントのアーケードゲーム事業を6月2日に新たに設立したコナミアーケードゲームスに吸収分割する再編を実施した。

③ゲーミング&システム事業 売上高177億6800万円(同4.5%減)、事業利益9億4900万円(同60.1%減)
新筐体「Solstice 49C」を発表し、G2Eにてオペレーターより高い評価を得た。カリフォルニア州とニューメキシコ州の複数のカジノ施設に「SYNKROS」を導入した。さらに豪州市場で投入した新コンテンツ「Bull Rush Stampede 」シリーズが好調な稼働を記録した。

なお、米国の関税措置や新筐体発売前の買い控えによる影響も発生した。

④スポーツ事業 売上高249億400万円(同2.9%増)、事業利益17億7300万円(同59.7%増)
好評なピラティススタジオについて第2四半期は8店舗をオープンした。続く第3四半期は9店舗をオープンする予定(累計で81店舗へ拡大)だ。また、パーソナルトレーニングジム「Personal 30」の2号店を7月にオープンし、12月に3号店をオープンすることを発表した。

■通期業績予想は変更なし

2026年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高4300億円(前期比2.0%増)
事業利益1140億円(同4.5%増)
営業利益1060億円(同4.0%増)
最終利益750億円(同0.4%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高4216億200万円、営業利益1019億4400万円、最終利益746億9200万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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