【ゲームエンタメ株概況(10/30)】意欲的な中期経営計画を発表の東映アニメが反発 2Q好決算を発表も通期計画を据え置きのカプコンが下げ幅を拡大して3日続落

10月30日の東京株式市場では、日経平均は小幅続伸し、前日比17.96円高の5万1325.61円で取引を終えた。米国のハイテク株高や日銀の政策金利据え置きを追い風として、日経平均は一時上げ幅300円超に達する場面もあった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、上昇は45銘柄(46%)、下落は45銘柄(46%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇した銘柄数と下落した銘柄数は同じだった。

中で、東映アニメ<4816>が反発した。東映アニメは、前日10月29日に第2四半期決算を発表するとともに、2031年3月期に売上高2000億円、営業利益500億円を目指す意欲的な中期経営計画を発表したことが市場の評価材料となったようだ。

また、coly<4175>やケイブ<3760>、円谷フィールズHD<2767>などが買われた。

SEH&I<9478>は続伸し、年初来高値を更新した。

半面、カプコン<9697>が下げ幅を拡大して3日続落した。カプコンは、前日10月29日に発表した第2四半期決算は大幅な増収増益となったものの、2025年3月期通期の連結業績予想は据え置いたことで、目先の材料出尽くしとみた売り物に押される展開となったもよう。

決算関連では、第2四半期決算が増収ながら大幅な赤字計上となったドリコム<3793>も安い。

ほか、ANYCOLOR<5032>やカバー<5253>などがさえない。

株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1696億400万円、営業利益657億7700万円、経常利益656億3500万円、最終利益484億5300万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る
東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
企業データを見る