マーベラス、2Q(4~9月)決算はコンシューマ新作好発進やAM事業好調で売上高57%増に 新作の開発費負担が重く営業益は61%減

マーベラス<7844>は、10月31日、2026年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、新作『龍の国 ルーンファクトリー』と『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』の好発進やアミューズメント事業の好調などで大幅増収を達成した。

一方で、コンシューマ新作の開発費負担が重く、営業利益は減益となった。

売上高202億8100万円(前年同期比57.5%増)
営業利益2億2600万円(同61.8%減)
経常利益3億8000万円(同2.0%増)
最終利益1億8400万円(同134.7%増)

セグメントごとの状況は以下のとおり。

①デジタルコンテンツ事業 売上高124億1400万円(前年同期比98.7%増)、セグメント損益10億7000万円の赤字(前年同期1億400万円の黒字)
新作『龍の国 ルーンファクトリー』と『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』はハーフミリオンを達成するなど順調なセールスを記録した一方で、『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』は低調なセールスとなった。

オンラインゲームは『ドルフィンウェーブ』や『ビックリマン・ワンダーコレクション』など既存タイトルが堅調に推移した。なお、新作『ブラウザ三国志 天』を10月22日に配信を開始した。

②アミューズメント事業 売上高59億8200万円(同36.3%増)、セグメント利益17億200万円(同41.2%増)
ポケモンキッズアミューズメントマシンが国内外で好調に推移した。

③音楽映像事業 売上高18億8300万円(同16.0%減)、セグメント利益4億8300万円(同183.6%増)
前期の不採算事業の整理により減収ながらも利益率が改善した。舞台公演は公演数が減少したものの、ヒットタイトルの貢献度が高く利益率が改善した。そのほか、アニメ過去作の二次利用収入も好調に推移した。

■通期業績予想は変更なし

2026年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高350億円(前期比25.2%増)
営業利益20億円(同10.0%増)
経常利益20億円(同11.1%増)
最終利益14億円(同71.0%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 照井 慎一
決算期
3月
直近業績
売上高279億6300万円、営業利益18億1700万円、経常利益18億円、最終利益8億1800万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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