マーベラスのゲーム事業、『龍ファク』『牧場物語グラバザ』ヒットで売上倍増も開発費圧迫しセグメント損失10億7000万円と赤字転落

 

マーベラス<7844>は、デジタルコンテンツ事業の26年3月期 9月中間決算について、売上高が前年同期比98.7%増の124億1400万円と大きく伸びたものの、セグメント利益は10億7000万円の損失計上(前年同期は1億0400万円の利益計上)だったことを明らかにした。

同社では、『龍の国 ルーンファクトリー』と『牧場物語 Let's!風のグランドバザール』がいずれも50万本を突破するなど好調なセールスを記録した一方、『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』については、低調なスタートとなったとのこと。

この結果は売上が大きく伸びたが、ゲームの開発費である売上原価も大きく増加して収益を圧迫、セグメント損失を計上したという。第1四半期のセグメント損失は3億4900万円だったが、第2四半期会計期間の実績を計算すると7億2100万円の損失を計上したことになる。

セグメント別の費用は開示されていないので内訳は不明だが、会社全体としての費用項目を見ると、販売管理費は同3.6%増の59億円と微増にとどまったが、売上原価は同114.8%増の75億6500万円と大きく伸びた。

 

 

続いて、第3四半期以降のラインナップは、『ブラウザ三国志』の完全新作スマートフォンアプリ『ブラウザ三国志 天』を10月22日にリリースした。さらに子会社ジー・モードからは、オリジナルIP『千銃士:Rhodoknight』の Nintendo Switch版を2026年2月に発売する予定だ。

あわせて上期にリリースしたコンシューマの新作3タイトルについては、追加コンテンツの配信等により、引き続き拡販に注力していく考え。

株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 照井 慎一
決算期
3月
直近業績
売上高279億6300万円、営業利益18億1700万円、経常利益18億円、最終利益8億1800万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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