バンダイナムコ、「ガンダム」9月中間期IP別売上66%増の1272億円と急増 GQuuuuuuXと万博効果波及 ガンプラやTCG、スマホゲーム好調

バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(11月8日)開示した9月中間決算で、IP別売上で「機動戦士ガンダム」の売上高が急増したことを明らかにした。グループ全体では、前年同期比66.3%増の1272億円と大きく伸びた。グラフにするとわかるが、2026年3月期に入ってステージが変わったと感じるレベルの変化である。前年同期はドラゴンボールとほぼ同規模だったが、今期は68%上回りグループをけん引するIPとなっている。

同社では、ガンダムシリーズ新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」人気がグループ全体に波及した、としている。「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の興行収入だけでなく、ライセンス収入が好調だった。「ガンダムカードゲーム」が順調な立ち上がりをみせ、ガンプラ45周年と関西万博による話題喚起も奏功したという。ゲームでは『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』が貢献した。
その他のIP別売上をみると、ドラゴンボールが同14.9%減の651億円、ワンピースが同5.0%減の695億円、仮面ライダーが同8.2%減の134億円、NARUTOが同12.6%減の131億円など、マイナスとなった作品が目立った。他方、スーパー戦隊は同17.2%増の34億円と伸びたものの、売上規模は仮面ライダーの3分の1にとどまった。プリキュアは同51.5%増の50億円だった。




会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832