CRI・ミドルウェア、25年9月期決算は営業益50%増の5億5400万円…「Glassco」垂直立ち上げに成功、「CRIWARE」は海外中心に拡大
CRI・ミドルウェア<3698>は、11月6日、2025年9月期の連結決算を発表し、売上高34億4800万円(前の期比8.9%増)、営業利益5億5400万円(同50.5%増)、経常利益5億6600万円(同47.8%増)、最終利益4億2000万円(同38.2%増)だった。
・売上高:34億4800万円(同8.9%増)
・営業利益:5億5400万円(同50.5%増)
・経常利益:5億6600万円(同47.8%増)
・最終利益:4億2000万円(同38.2%増)
同社では、「CRIWARE」を中心とするゲーム事業が大きく伸びたほか、「Glassco」が垂直立ち上がりとなり、収益に貢献した、としている。
■ゲーム事業
売上高は18億0700万円(同7.8%増)、セグメント利益は1億8600万円(同59.5%増)と大幅に増加した。
国内のミドルウェア「CRIWARE」等の許諾売上は、提案営業の強化と新規顧客を含む複数の一括契約の獲得により増加した。
海外向け売上は、中国における第3のOSローンチ効果と、欧米展開の着実な進展により増加した。海外売上の影響が大きかったとのこと。
ツーファイブによる音響制作は、中国企業からの大型ボイス収録業務の複数受注と既存顧客からのリピートオーダー堅調により増加した。
オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」への研究開発投資を継続している。
■エンタープライズ事業
売上高は16億4100万円(同10.1%増)、セグメント利益は3億6800万円(同46.3%増)と大きく伸びた。
モビリティ分野の売上は、新製品「Glassco」の採用数が期初予想を大きく上回ったことにより大幅に増加した。
組込み分野の売上は、上期にカラオケやリアルカジノ向けの許諾売上が計上されたものの、下期に前期のような大型許諾売上が計上できなかったため減少した。
クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトに向けた計画的な受託業務量削減により、概ね予定どおり減少した。
■2026年9月期の見通し
2026年9月期の業績は、売上高39億1000万円(前期比13.4%増)、営業利益6億円(同8.2%増)、経常利益6億1600万円(同8.7%増)、最終利益4億6200万円(同9.8%増)と引き続き増収増益を見込む。
・売上高:39億1000万円(同13.4%増)
・営業利益:6億円(同8.2%増)
・経常利益:6億1600万円(同8.7%増)
・最終利益:4億6200万円(同9.8%増)
・EPS:88.40円
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高34億4800万円、営業利益5億5400万円、経常利益5億6600万円、最終利益4億2000万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698