スクエニHD、ライツ・プロパティ事業が急拡大 7~9月は売上がQonQ137%増、営業益360%増 『MTG』x『FF』コラボが爆発的な人気

 

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、11月6日、ライツ・プロパティ等事業の9月中間(25年4~9月)の決算について、売上高は前年同期比32.3%増の127億0700万円、営業利益は同100.7%増の67億9300万円と大幅増収増益だったと発表した。これだけでも大きな伸びだが、第2四半期会計期間(25年7~9月)でみると、売上高が前四半期比137.0%増の89億3600万円、営業利益が同360.9%増の55億8200万円と急増したことがわかる。

ライツ・プロパティ等事業は、主としてグループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っているが、有力IPにかかるロイヤリティ収入の計上があった、としている。

決算説明資料には、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』を主な商品として紹介しており、今回の急拡大の立役者となったようだ。同商品は、25年6月末に発売となったが、予約受付段階から品薄状態となり、その後、追加生産も決定するなど爆発的な人気となった。MTGシリーズ最高の売上になったとの情報もあり、同社に与えたインパクトも非常に大きかったことが伺える。

  

同事業の四半期別の売上高、営業利益を見てみよう。これまで多少の上下がありながらも安定成長を続けてきたが、今回、売上、利益ともに急拡大したことが見て取れる。

 

株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3245億0600万円、営業利益405億8000万円、経常利益409億3900万円、最終利益244億1400万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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