イー・ガーディアン、25年9月期は売上高0.6%減、営業益11.8%減に ゲームサポートで上期に受注した大型案件の売上が想定を下回る

イー・ガーディアン<6050>は、11月7日、2025年9月期の連結決算を発表、ソーシャルサポートの大型案件の減収幅が想定を上回ったことに加え、ゲームサポートで上期に受注した家庭用ゲーム向けカスタマーサポートの大型案件の売上高が想定を下回ったことにより減収となった。

売上高113億2100万円(前々期比0.6%減)
営業利益15億400万円(同11.8%減)
経常利益15億3000万円(同10.4%減)
最終利益9億4300万円(同10.8%減)

主な業務の種類別の業績は以下のとおり。

①ソーシャルサポート 売上高71億4100万円(前々期比5.7%増)
EC・フリマサイト向けのカスタマーサポート、Fintech関連サービスにおいて本人確認業務が伸長した。また、営業体制を強化し新規顧客の開拓に取り組んだ結果、ソーシャルサポート全体の新規顧客の売上高が増加した。チェンジHD<3962>グループとの協業の取り組みに関しては、同グループの既存外注業務の同社への移管が拡大するとともに、エンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大に向けた共同提案を進め、当事業年度にて受注に至った。

②ゲームサポート 売上高13億8600万円(同12.2%減)
家庭用ゲームやPCゲームの案件獲得に注カし、カスタマーサポートの大型案件を受注したものの、同案件の売上高が想定を下回った。既存顧客への深耕および新規案件の獲得にも取り組んだが、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となった。

③アド・プロセス 売上高12億9800万円(同7.7%減)
広告関連業務にて新規顧客の売上高が伸長した。一方で、広告審査業務にて新規顧客の売上高が伸び悩み、減収となった。

④サイバーセキュリティ 売上高9億3900万円(同4.0%増)
クラウド型WAFおよびコンサルティングサービスが伸長した。また、上期に事業責任者および営業責任者の採用を行い、引き続きサイバーセキュリティ事業の体制強化を進めた結果、新規顧客の売上高が増加した。さらに、セキュリティエンジニアの採用、教育の強化やマーケティング施策を実施するとともに、チェンジHDグループとの共同提案などの取り組みに注力した。

⑤その他 売上高5億5500万円(同25.4%減)
完全子会社のEGテスティングサービスが長年のノウハウと信頼・実績を強みとして新規開拓に努めたが、減収となった。

■今期は増収増益を見込む

2026年9月期通期の連結業績予想については、以下のとおりで増収増益を見込んでいる。

売上高120億900万円(前期比6.1%増)
営業利益16億400万円(同6.7%増)
経常利益16億2900万円(同6.5%増)
最終利益10億3300万円(同9.6%増)

イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
企業データを見る