ファンコミ、3Q(1~9月)決算は主力のCPAソリューション事業の生産性向上への取り組みによるコスト低下で営業益40%増に 通期業績予想は変更なし
ファンコミュニケーションズ<2461>は、11月10日、2025年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、主力のCPAソリューション事業の生産性向上への取り組みによりコストが低下し、大幅な営業増益を達成した。
売上高54億2100万円(前年同期比5.0%増)
営業利益14億9400万円(同40.3%増)
経常利益15億900万円(同40.6%増)
最終利益10億900万円(同1.3%増)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①CPAソリューション事業 売上高43億1200万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益29億1600万円(同16.9%増)
スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「A8app」のゲームカテゴリが鈍化し売上高が減少した一方、生産性向上への取り組みによりコストが低下し減収増益となった。
②戦略事業 売上高は11億900万円(同44.4%増)、セグメント損益5億300万円の赤字(前年同期6億9100万円の赤字)
3月29日をもって広告配信を停止し事業撤退をした「nend」のリソースをインフルエンサーマーケティングを手掛ける連結子会社WANDや、デジタルマーケティングプロセス最適化支援サービス「N-INE」へと転換を進め、コスト最適化を意識しながら事業基盤の強化に努めた。
連結子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルのゲームパブリッシング事業では積極的な広告宣伝による集客強化に加え、WANDでは営業体制の構築、「N-INE」ではサービス機能強化のための開発投資を継続した。また、クリエイターエコノミー領域のファンマーケティング事業も売上高が堅調に推移した。
■通期業績予想は変更なし
2025年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高74億4000万円(前期比6.9%増)
営業利益19億5000万円(同22.2%増)
経常利益19億4000万円(同16.2%増)
最終利益12億8000万円(同9.8%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- 設立
- 1999年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 二宮 幸司
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2461