日本ファルコム<3723>は、11月12日、2025年9月期の決算(非連結)を発表、「軌跡」シリーズ最新作『英雄伝説 空(そら)の軌跡 the 1st(ザ・ファースト)』9月に全世界同時発売したことなどが寄与し、増収増益を達成した。
売上高26億1200万円(前々期比3.5%増)
営業利益13億4000万円(同8.1%増)
経常利益13億6400万円(同9.7%増)
最終利益9億300万円(同6.0%増)
・製品部門 売上高7億3100万円(前々期比13.2%増)
音楽作品として「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria- オリジナルサウンドトラック」と「ZEMURIA GRAND ODYSSEY 19999-XXXXX」を発売したほか、PS5向けに『イースⅧ -Lacrimosa of DANA-』『イースⅨ -Monstrum NOX-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ -THE END OF SAGA-』『英雄伝説 創の軌跡』の5タイトルを発売した。
2025年5月にはNintendo Switch向けに『イース・メモワール -セルセタの樹海-』、2025年7月にはNintendo Switch 2向けに『イースX -Proud NORDICS-』を、2025年9月には『空の軌跡 the 1st』を、Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/Steam向けに全世界同時発売した。
・ライセンス部門 売上高18億8100万円(同0.2%増)
PS5/PS 4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに『イースX-NORDICS-(ノーディクス)』繁体字簡体字中国語版および韓国語版、PS5/PS4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに『英雄伝説 創の軌跡』英語版、PS4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに『英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡』英語版、『英雄伝説 碧(あお)の軌跡』英語版などを販売した。そのほか、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売や、『イースⅧ -Lacrimosa of DANA-』『イースⅨ -Monstrum NOX-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ -THE END OF SAGA-』『東亰ザナドゥ eX+(エクスプラス)』の英語版や、スマートフォン向けRPG『英雄伝説 ガガーブトリロジー』なども引き続き展開している。
2024年10月にPS5/PS4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに『イースⅩ -NORDICS-』英仏語版を、2025年1月には Nintendo Switch/PS5/PS4向けに『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』英語版、Steam向けに『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』繁体字中国語版および韓国語版を発売したほか、2025年2月にPS5/PS4/Nintendo Switch/PC・Steam向け『英雄伝説 黎(くろ)の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-』英語版を、2025年8月に
Nintendo Switch 2/Steam向けに『イースX -Proud NORDICS-』繁体字簡体字中国語版および韓国語版を発売した。
そして『空の軌跡 the 1st』については、2025年9月に Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/Steam 向け全世界同時発売を展開した。そのほか、新規ライセンス案件の契約締結も進んだ。
■2026年9月期は減収減益の見込み
2026年9月期通期の業績予想については、以下のとおりで減収減益の見込みとしている。
なお、今期も新製品の発売月に売上が集中するため、下半期、特に第4四半期の比重が高くなる見込みだという。主なタイトルとしては、「軌跡」シリーズ最新作『空(そら)の軌跡 the 2nd(ザ・セカンド)』の発売を予定しているほか、PS5向けに『イースX -Proud NORDICS-』の発売を予定している。
売上高26億円(前期比0.8%減)
営業利益13億円(同3.0%減)
経常利益13億円(同4.7%減)
最終利益9億円(同0.4%減)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高26億1200万円、営業利益13億4000万円、経常利益13億6400万円、最終利益9億300万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723