マイネット、3Q(1~9月)決算は売上高15%減、営業益19%減に 『J.LEAGUE FANTASY CARD』の開発・運営の担当が決定

マイネット<3928>は、11月14日、2025年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、既存タイトルは上期から続く好調を維持したものの、売上成長構造の再構築・再強化を進めていることもあり、減収減益となった。

売上高56億8000万円(前年同期比15.1%減)
営業利益3億1100万円(同19.4%減)
経常利益2億5100万円(同28.1%減)
最終利益1億9800万円(同38.0%減)

セグメント別の状況は以下のとおり。

①ゲーム事業セグメント 売上高52億9500万円(前年同期比16.8%減)、営業利益2億8500万円(同8.7%減)
「セカンダリー領域」においては、既存タイトルが上期から続く好調を維持し、安定した収益基盤として事業全体を牽引した。また、新たな事業の柱として育成中の「新領域」においても、タイトル運営や企画・開発の専門スキルを持つデザイナー、クリエイターといった専門性の高い人材をパートナー企業のタイトル運営チームへ派遣し、開発・運営を支援するサービスが順調に立ち上がっている。今後も、顧客企業のニーズに的確に応えることで、事業の拡大を目指していく。

新規事業の「スポーツDX領域」においては、Jリーグとサポーティングカンパニー契約を締結し、Jリーグ公式のデジタルトレーディングカード×ファンタジースポーツゲーム『J.LEAGUE FANTASY CARD』の開発・運営を担当することが決定した。2026年2月の「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」開幕に合わせた正式リリースに先立ち、サービス改善を目的としたクローズドβテストの実施やメディア向け説明会も行った。

②異業種事業セグメント 売上高4億4400万円(同30.0%増)、営業利益2500万円(同65.2%減)
顧客への提供価値向上と事業基盤の強化を目的とし、サービス領域の拡大に努めた。主力の戦略コンサルティング事業に加え、第3四半期連結会計期間より新たにキッティングBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの提供を開始した。これにより、経営課題の解決に向けた戦略策定から、その実行に必要となるPCなどの機材やソフトウェアの導入・設定、納品までをワンストップで支援する体制が整った。今回の事業領域の拡大を通じて、多様化する顧客ニーズに的確に応えるとともに、新たな収益の柱の構築を着実に進めていく。

■通期業績予想は11月6日に利益予想を上方修正

2025年12月期通期の連結業績予想については、11月6日に利益予想の上方修正を発表しており、以下のとおり。

売上高85億円(前期比3.9%減)
営業利益3億1200万円(同27.1%減)
経常利益2億4200万円(同35.4%減)
最終利益1億6600万円(同32.4%減)

株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高88億4600万円、営業利益4億2800万円、経常利益3億7500万円、最終利益2億4500万円(2024年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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