博報堂DYホールディングス、24年10月に設立したAIアニメスタジオ「ZETTAI WORKS」が早くも黒字化達成と発表

博報堂DYホールディングス<2433>は、AIを活用したアニメスタジオ「ZETTAI WORKS(ゼッタイワークス)」について、黒字化を達成したことを明らかにした。

ZETTAI WORKSは、博報堂DYグループ内のプログラム「Ventures of Creativity」から2024年10月に誕生したAIクリエイティブスタジオ。アニメーション広告制作のほか、シリーズアニメーション制作、クリエイティブ&テック支援などを主な事業内容としており、企画から仕上げまでを一気通貫で対応する制作体制を強みとしているとのこと。

・アニメーション制作過程の一部自動化: AIなどを活用し、制作費用と期間の大幅な削減を実現。
・アニメーション広告の普及と革新: 制作効率化を通じて、人手不足や制作工程の多さから広告での活用が限定的だったアニメーションの可能性を広げる

具体的には以下の手法を採用しているそうだ。

【中割の自動生成】
原画間の動きをAIが学習し、自動で自然な中割の絵を生成することで、作画工程の工数と時間を大幅に短縮できる。

【自動彩色とペイント仕上げ】
AIが線画の境界を正確に認識し、指定された色を自動で塗り分けたり、トーンを自動で調整したりすることで、仕上げ作業を高速化する。

【動画素材の自動生成・編集】
企画意図やナレーションのテキストから、AIが既存の素材や生成したパーツを組み合わせて、短尺のアニメーション広告案を自動で提案・生成できる。

【リソースとスケジュール管理の最適化】
複雑な制作フローにおいて、スケジュールや人員配置をAIが最適にプランニングし、ボトルネックを予測することで、制作全体の進行をスムーズにする。

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