DLE、不採算事業の切り離しとAI動画で黒字転換に道筋 『野原ひろしの昼メシの流儀』の成功も認知度低い現状にはPR・IR強化し改善へ
ディー・エル・イー(DLE)<3686>は、2025年12月1日に開催した決算説明会において、投資家より寄せられた質問とその回答を開示した。赤字からの脱却見通しや、『野原ひろしの昼メシの流儀』などの成果が認知度向上に結びついていない点への取り組みを回答した。
質問:連結赤字が続いており、来期は営業黒字を目指すとのことであるが、どのような形で達成していくのかを教えてほしい。
回答:決算説明資料にも記載しているように、既にゲーム制作子会社の売却などを発表しているが、2026年3月までに完全に不採算部門の切り離しを行う計画である。それに伴い、来季(2027年3月期)のコストは非常に軽くなる一方で、今期より取り組んでおり経営資源を注力している、利益率の高い、オルタナティブ動画制作及びAI動画制作が寄与してくる。これにより営業黒字化を達成する計画である。先程説明したように、政府の政策及び業界の状況など、当社にとって強い追い風が吹いており2026年3月までに、大型の提携や契約を目指しており、これが達成されるかに注目いただければと思う。
質問:説明会の資料や本日の話を聞くと非常に興味深いものがありもっと注目を集めてもいいのではと感じるが、日々の株式の出来高などを見ても、現状、DLEの認知度は低いと言わざるを得ない。この点に関して、対策を講じているのか?
回答:『野原ひろしの昼メシの流儀』がヤフーのトップニュースで度々取り上げられ、想像を超えるヒットとなっているが残念ながら、ご指摘の通り『野原ひろしの昼メシの流儀』を制作しているのが DLE であるが、その点に関し一般的に知られておらず結びついていない事は理解している。当社としては、まず一般向けのアピールの為、PR専門の部署を11月より設置し、今後、様々なメディアで取り上げていただけるよう新たに取り組んでいる。
次に、投資家の方だが、まさに12月1日、今日をスタートとして機関投資家向けIRを本格的に稼働する。何を話しても夢物語とならないようスクラップ&ビルドを優先し、一定の目処がついたことから、IRに打って出る。1on1ミーティングの入りも順調だ。また、DLEがあまり知られていないということは、IRでは逆にチャンスであり、当社の変革や将来について興味を持っていただけるのではないかと考えている。特に見るべきポイントが明確であるので、多くの機関投資家に買っていただけるよう頑張りたい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エル・イー(DLE)
- 設立
- 2001年12月
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3686