ケイブ、3Q(6~2月)決算は売上高13%減、10億900万円の営業赤字に転落 サービス終了の『メテオアリーナ・スターズ』『OUTRANKERS』の負担が響く

ケイブ<3760>は、4月13日、2026年5月期の第3四半期累計(6~2月)の連結決算を発表、サービス終了した『メテオアリーナ・スターズ』の関連費用の発生や、早期撤退を決定した『OUTRANKERS』のリリース時のプロモーション費用などが響き、大幅な赤字計上となった。

■第2四半期累計(6~2月)決算実績

売上高87億5000万円(前年同期比13.9%減)
営業損益10億900万円の赤字(前年同期8億8600万円の黒字)
経常損益8億5200万円の赤字(同10億4500万円の黒字)
最終損益34億600万円の赤字(同9億8500万円の黒字)

■セグメントごとの状況

①ゲーム事業 売上高79億5700万円(前年同期比14.2%減)、セグメント損益10億3700万円の赤字(前年同期8億2500万円の黒字)
『東方幻想エクリプス』は、2026年2月2日より導入した外部課金決済サービスの利用率が、20%を超えており、代金回収手数料の削減を通じて、利益率の向上に寄与した。また、アジア版においては旧正月に合わせた「お年玉パック」の販売や限定キャラクター施策が奏功し、売上高は堅調に推移した。

『ゴシックは魔法乙女』は、「サンリオキャラクターズ」コラボイベントを開催し、アクティブユーザーの活性化を図った。クリスマス・バレンタイン等の季節限定イベントの開催により、ユーザーエンゲージメントの維持、向上に努めた。

連結子会社でらゲーでは、主要ゲームである『モンスターストライク』が、大型IPコラボレーションの実施により、引き続き、安定的な収益基盤を維持した。また、『キングダム乱 』は、TVアニメ「キングダム」第6シリーズの開始に合わせたイベントやキャンペーンを実施し、コンテンツの拡充を行った。また、外部課金決済サービスの利用者の拡大が継続しており、さらなるサービスの向上を図るべく、3月4日より月額サブスクリプションプランを導入した。

製作委員会において開発、運営を行っていた『メテオアリーナ・スターズ』は、昨年12月にサービスを終了しているが、第3四半期においては、引き続き関連費用が発生した。また、早期撤退を決定した『OUTRANKERS』は、2026年2月にクローズしたが、リリース時のプロモーション費用や運営費が第3四半期の業績に影響を与えた。

②動画配信関連事業 売上高7億9200万円(同10.6%減)、セグメント利益2800万円(同53.4%減)
連結子会社capableのライブ配信事業とYouTube事業は、引き続き、配信プラットフォームの多様化や視聴動向の変化などによる外部環境の影響を受けており、業務フローの効率化によるコスト削減を継続し、収益の安定化に努めた。また、店舗事業は、不採算店舗の閉店によるコストの圧縮を実施し、同社が強みとするデジタルマーケティングを活用した集客の強化に取り組んだ。

なお、3月31日付で株式会社apableの全株式を譲渡した。この譲渡に伴い、capableは、同社の連結子会社から除外される見込み。

連結子会社サクセスプラスは、受託案件が第3四半期においても計画通りに推移し、安定した収益を継続した。引き続き、同社グループの収益拡大への貢献を見込んでいる。

■通期業績予想を開示 前期比減収、赤字転落の見通しに

同社は、これまで「未定」としていた2026年5月期通期の連結業績予想の修正を発表、前期比減収、各利益項目とも赤字転落の見通しとなった。

売上高119億円(前期比14.8%減)
営業損益7億円の赤字(前期11億3300万円の黒字)
経常損益6億4000万円の赤字(同11億3100万円の黒字)
最終損益32億円の赤字(同2億4600万円の黒字)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社ケイブ
https://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長CEO 高橋 祐希
決算期
5月
直近業績
売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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