グリーホールディングス<3632>は、5月13日、2026年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結決算を発表、主力のゲーム事業が既存タイトルを中心とした事業運営となったこともあり、減収・営業減益となった。
一方で、前年同期の為替差損計上に対し、今回は為替差益を計上する形となったことから経常利益と最終利益は増益となった。
■第3四半期決算実績
売上高384億4400万円(前年同期比10.9%減)
営業利益24億2000万円(同34.7%減)
経常利益32億1000万円(同11.1%増)
最終利益19億1200万円(同112.4%増)
■各セグメントごとの状況
①ゲーム事業 売上高226億2800万円(前年同期比18.8%減)、営業利益26億9800万円(同8.9%減)
既存タイトルの長期運営体制による収益安定化に取り組むとともに、新規タイトルの開発を進めた。第3四半期期間においては既存タイトルを中心とした事業運営となり軟調に推移した。
②VTuber事業 売上高66億8600万円(同7.9%増)、営業利益8億9200万円(同60.6%増)
プラットフォーム事業において、「REALITY」のコンテンツ拡充および機能拡充を進めるとともに、グローバル展開を進めた。プロダクション事業における積極的な投資を継続しながらも、VTuber事業全体で堅調に推移した。
③IP事業 売上高12億6800万円(同4.0%減)、営業損益5600万円の赤字(前年同期3億600万円の黒字)
ライセンス事業が軟調に推移しながらも、セグメントにおける新規事業の本格的な立ち上げに向けた投資などを継続して進めた。
④DX事業 売上高56億3300万円(同6.5%増)、営業利益7億400万円(同0.4%減)
リカーリング型の事業構造への転換に向けた積極的な投資を継続しながらもDX事業全体で計画通り進捗し、堅調に推移した。
⑤投資事業 売上高16億4300万円(同37.9%減)、営業損益8億5800万円の赤字(前年同期は1億2000万円の黒字)
インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んだ。投資先ファンドからの分配は減少し、また、投資先ファンドにおける保有株式の評価替えの影響などにより軟調に推移した。
■2026年6月通期の見通しは引き続き非開示
2026年6月期通期の連結業績予想は引き続き非開示。同社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、市況の影響を受ける投資事業の連結業績への影響も一定あることから、連結の業績見通しについて適正かつ合理的な数値の算出が困難であると判断したため、としている。
会社情報
- 会社名
- グリーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 最高経営責任者 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高571億1100万円、営業利益48億6000万円、経常利益37億6000万円、最終利益11億9400万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632