フリュー、26年3月期決算は営業利益48%増の33億円と大幅増益 クレーンゲーム景品や海外物販が好調 プリントシールも収益改善

プリントシール機やキャラクターグッズ事業を展開するフリュー<6238>は、5月14日、2026年3月期の連結決算を発表し、売上高447億6700万円(前の期比1.0%増)、営業利益33億1500万円(同48.1%増)、経常利益33億0200万円(同44.8%増)、最終利益20億6000万円(同26.6%増)と大幅増益を達成した。

・売上高:447億6700万円(同1.0%増)
・営業利益:33億1500万円(同48.1%増)
・経常利益:33億0200万円(同44.8%増)
・最終利益:20億6000万円(同26.6%増)

主力のクレーンゲーム景品や海外物販が好調に推移した「世界観ビジネス」が全体業績を牽引した一方、プリントシール事業では利用者層の変化への対応を進めている。

セグメント別の状況は以下のとおり

主力の「世界観ビジネス」が好調だった。人気漫画や世界的人気ゲームなどのIP獲得と商品化を推進した結果、売上高は277億700万円(前期比9.3%増)、営業利益は23億3700万円(同32.1%増)となった。

特にクレーンゲーム景品は、市場拡大と人気IP商品の投入、商品点数拡大が奏功し、2期連続の増収を達成した。近年のアミューズメント市場では、キャラクター景品需要の拡大が続いており、同社もその恩恵を受けた形だ。

海外物販も中国、米国、欧州市場を中心に伸長した。海外向けの商品化権取得を強化するとともに、新規販路の開拓を進め、流通拡大を図っている。為替変動への対応としては、米ドル建て取引の拡大や為替予約を活用し、仕入コストへの影響抑制にも取り組んでいる。

一方、「ガールズトレンドビジネス」は減収ながら増益となった。売上高は143億8800万円(前期比2.9%減)、営業利益は35億8900万円(同14.0%増)だった。

主力のプリントシール事業では、新型コロナウイルス禍以降のライフスタイル変化により、若年層の利用開始機会が減少していることに加え、消費者ニーズの多様化も影響しているという。こうした状況を受け、同社は新たな体験価値を提供する新機種投入や30周年施策を展開した。

2025年11月には、カメラ風フィルター機能を搭載した新機種「YOUTH MY PALETTE(ユースマイパレット)」を発売。また、プリントシール機誕生30周年企画として「DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ」を展開し、平成時代の人気プリ機を再現した企画が女子高生や女子大学生を中心に話題を集めた。

ただ、プレイ回数は2787万回と前期の2957万回から減少。有料会員サービス「ピクトリンク」も会員数が127万人と前年の137万人から減少した。一方で、2025年7月に有料会員コースをプレミアム会員へ一本化したことで、収益性改善には寄与したとしている。

「フリューニュービジネス」は苦戦が続いた。売上高は26億7200万円(前期比35.6%減)、営業損失は4億5400万円(前期は4億3000万円の損失)となった。

家庭用ゲームソフト事業では、『ベイブレードエックス エボバトル』や『Model Debut4 #nicola/モデルデビュー4 ニコラ』を投入したものの、販売は想定を下回った。また、ソフトウェアの減価償却費増加も利益を圧迫した。

一方、アニメ事業では出資作品や製作委員会幹事作品の展開を進めたほか、『ゆるキャン△』原作10周年記念展を東京・大阪で開催するなど、IP活用を推進した。さらに、カラーコンタクトレンズ事業の譲渡やゲームアプリ事業の終了など、不採算領域の整理も進めており、収益構造の改善を図っている。

 

■2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績は、売上高480億円(前期比7.2%増)、営業利益40億円(同20.6%増)、経常利益40億円(同21.1%増)、最終利益25億円(同21.3%増)、EPS94.39円を見込む。株価収益率は13.8倍となる。

・売上高:480億円(同7.2%増)
・営業利益:40億円(同20.6%増)
・経常利益:40億円(同21.1%増)
・最終利益:25億円(同21.3%増)
・EPS:94.39円

フリュー株式会社
https://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 榎本 雅仁
決算期
3月
直近業績
売上高447億6700万円、営業利益33億1500万円、経常利益33億200万円、最終利益20億6000万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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