ハピネット、26年3月期決算は営業益33%増の155億円と大幅増益 一番くじやプラモデル、ホビー、カプセル玩具好調 Switch2需要を追い風にゲーム拡大

玩具・映像・ゲーム流通大手のハピネット<7552>は、5月14日、2026年3月期の連結決算を発表し、売上高4390億5200万円(前の期比20.5%増)、営業利益155億9000万円(同33.5%増)、経常利益157億0100万円(同31.2%増)、最終利益100億9600万円(同49.2%増)だった。高収益の玩具事業とアミューズメント事業が好調に推移したほか、「Nintendo Switch 2」関連需要を追い風にビデオゲーム事業が急拡大したことが全体業績を押し上げた。

・売上高:4390億5200万円(同20.5%増)
・営業利益:155億9000万円(同33.5%増)
・経常利益:157億0100万円(同31.2%増)
・最終利益:100億9600万円(同49.2%増)

主力の玩具事業では、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」を中心としたくじ商品が引き続き好調だったほか、バンダイの「Tamagotchi Paradise」などヒット商品も業績に寄与した。さらに、プラモデルやフィギュアなどホビー商品の流通拡大も追い風となり、売上高は1924億1700万円(前期比13.5%増)、セグメント利益は113億1700万円(同24.1%増)となった。

近年は国内外でキャラクターホビー市場の拡大が続いており、「一番くじ」やフィギュア、プラモデルといったコレクション需要が流通各社の収益を押し上げる構図が続いている。

ビデオゲーム事業は大幅成長を記録した。任天堂の次世代機「Nintendo Switch 2」と関連アクセサリの販売が好調だったことに加え、『マリオカート ワールド』や『Pokémon LEGENDS Z-A』、『ぽこ あ ポケモン』など関連タイトルも伸長した。

この結果、売上高は1190億1900万円(前期比52.5%増)、セグメント利益は22億100万円(同772.5%増)となった。ゲームハード世代交代に伴う大型需要を取り込んだ格好で、流通各社にとっても「Switch 2」関連市場の立ち上がりが大きな追い風となっている。

アミューズメント事業も高成長が続いた。カプセルトイ市場の拡大に加え、自社運営のカプセルトイショップ「ガシャココ」の出店拡大が寄与した。バンダイナムコアミューズメントとの共同運営店舗も増加しており、2026年3月末時点で「ガシャココ」は154店舗体制となっている。その結果、売上高は653億9800万円(前期比24.9%増)、セグメント利益は51億9200万円(同71.7%増)となった。

近年のカプセルトイブームは、大人向けコレクション需要やインバウンド需要の拡大も背景に市場規模が拡大しており、ハピネットにとっては玩具流通と店舗運営の両面で成長ドライバーとなっている。

他方、映像音楽事業は苦戦した。映像パッケージ制作・流通事業の拡大を進めたものの、市場縮小の影響を補いきれず、売上高は622億1600万円(前期比3.6%減)となった。加えて、買付洋画作品で投資損失が発生したことで、11億1500万円のセグメント損失に転落した。前期は9億7600万円の利益だった。

 

■2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績は、売上高4500億円(前期比2.5%増)、営業利益158億円(同1.3%増)、経常利益160億円(同1.9%増)、最終利益105億円(同4.0%増)、EPS240.15円を見込む。株価収益率は10.5倍となる。

・売上高:4500億円(同2.5%増)
・営業利益:158億円(同1.3%増)
・経常利益:160億円(同1.9%増)
・最終利益:105億円(同4.0%増)
・EPS:240.15円