
Amazia<4424>は、5月19日、2026年9月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高15億4200万円(前年同期比9.3%増)、営業損失1億円(前年同期は2億2700万円の損失計上)、経常損失9700万円(同2億2400万円の損失計上)、最終損失8900万円(同2億2900万円の損失計上)だった。増収となり、各損益段階で赤字幅が縮小した。主力マンガアプリ「マンガBANG!」の収益改善に加え、オリジナル作品制作や越境EC事業の成長が寄与した。
・売上高:15億4200万円(同9.3%増)
・営業損失:1億円(同2億2700万円の損失計上)
・経常損失:9700万円(同2億2400万円の損失計上)
・最終損失:8900万円(同2億2900万円の損失計上)
主力のエンターテインメント事業では、「マンガBANG!」において広告枠の増加や周年イベント、各種キャンペーン施策を実施したことで広告ARPUが改善した。一方で、費用対効果を重視して広告宣伝費を抑制した影響からMAU(月間アクティブユーザー数)は減少し、課金収益は落ち込んだ。
ただ、収益構造の改善は進んでおり、セグメント利益は黒字転換した。エンターテインメント事業の売上高は14億9200万円(同6.8%増)、セグメント利益は7100万円(同3900万円の損失)だった。
同社は将来の利益源泉として、オリジナル作品やWEBTOON制作への投資を継続している。既存巻の販売も伸びるなど、「マンガBANGコミックス」の売上は好調に推移した。
また、新規事業として展開する越境ECサイト「Fandom Tokyo」も成長を見せた。2月に開始した同サービスは、当中間期の売上高が2億2000万円を超えるなど好調に推移している。日本のマンガ・アニメ関連グッズを海外ファンへ販売する越境EC市場は拡大が続いており、同社としても新たな収益柱へ育成する考えとみられる。
ITソリューション事業では、SES(システムエンジニアリングサービス)事業の拡大に向け、人材採用を積極化した。稼働エンジニア社員数の月平均は約10名増加したという。
採用費や人件費の増加で損失は残ったものの、売上は大幅に伸長。売上高は4900万円(同269.3%増)、セグメント損失は1400万円(同2400万円の損失)となった。
加えて、SEOメディア事業ではエンタメ情報サービス「マンガBANGマガジン」をリリースし、収益性改善にも取り組んだ。
Amaziaは、「マンガBANG!」単体依存からの脱却を進めており、オリジナルIP、越境EC、ITソリューションなど周辺事業の拡大を図っている。足元では先行投資が続いているものの、収益改善の兆しも見え始めており、今後は新規事業の成長が業績回復のカギを握りそうだ。
■2026年9月期の見通し
2026年9月期の業績は、売上高33億2100万円(前期比16.8%増)、営業損失1億2300万円(前期は3億6100万円の損失計上)、経常損失1億2100万円(同3億5700万円の損失計上)、最終損失1億2400万円(同3億7200万円の損失計上)を見込む。
・売上高:33億2100万円(同16.8%増)
・営業損失:1億2300万円(同3億6100万円の損失計上)
・経常損失:1億2100万円(同3億5700万円の損失計上)
・最終損失:1億2400万円(同3億7200万円の損失計上)
会社情報
- 会社名
- 株式会社Amazia
- 設立
- 2009年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐久間 亮輔
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4424