
ハピネット<7552>のアミューズメント事業が2026年3月期に大幅な増収増益を達成した。カプセル玩具市場の拡大を背景に、同社が展開するカプセルトイショップ「ガシャココ」の出店拡大や、バンダイナムコアミューズメントとの共同運営店舗の増加が業績を押し上げた。
同事業の売上高は653億9800万円となり、前期比24.9%増だった。セグメント利益は51億9200万円で、同71.7%増と大幅な伸びを記録した。カプセル玩具市場の好調を追い風に、収益性も大きく改善した格好だ。
近年のカプセル玩具市場は、子ども向け需要だけでなく、大人層のコレクション需要やインバウンド需要の拡大を背景に成長が続いている。アニメやゲーム、キャラクターIPとの連動商品も増えており、国内アミューズメント市場の中でも存在感を高めている。
こうした市場環境の中、ハピネットは自社運営のカプセルトイショップ「ガシャココ」の拡大を推進。2026年3月末時点で、直営店121店舗、フランチャイズ店舗33店舗の合計154店舗体制となった。
加えて、バンダイナムコアミューズメントと共同運営する「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」や「ガシャポンのデパート」の店舗増加も業績に寄与した。大型商業施設などを中心にカプセルトイ専門店の出店が進んでおり、リアル店舗網の拡充が販売機会の拡大につながっている。
カプセルトイ業界では、近年「専門店化」が大きなトレンドとなっている。従来はゲームセンターや量販店の一角に設置されるケースが中心だったが、現在は数百台規模の専門店が全国で増加。SNS映えや“掘り出し物感”なども若年層や訪日客の支持を集めている。
ハピネットのアミューズメント事業も、こうした市場拡大の恩恵を取り込みながら成長を続けている。特に「ガシャココ」は店舗数の拡大ペースが加速しており、今後もカプセルトイ市場の拡大とともに存在感を高めていきそうだ。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3644億1800万円、営業利益116億7700万円、経常利益119億6300万円、最終利益67億6400万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552




