日本BS放送、第3四半期決算は営業利益14%減の13億円 既存番組強化や新規IP開発、アニメ投資、広告宣伝費など投資増響く

日本BS放送<4728>は、7月9日、2026年8月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高88億5100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益13億2600万円(同14.1%減)、経常利益13億6600万円(同12.8%減)、最終利益9億2100万円(同13.3%減)だった。

・売上高:88億5100万円(同1.2%増)
・営業利益:13億2600万円(同14.1%減)
・経常利益:13億6600万円(同12.8%減)
・最終利益:9億2100万円(同13.3%減)

放送広告市場を取り巻く環境変化を踏まえ、「放送事業収入の最大化」「独自IPコンテンツの開発加速」「アニメビジネスの収益基盤拡充」「企業価値向上のための戦略的投資」を柱とする重点施策「Value4」を推進している。

放送事業では、競馬中継など公営競技番組や持込番組の販売は堅調だったものの、ショッピング番組が引き続き低調に推移したことから放送事業収入は前年同期を下回った。一方、スポット広告はコンテンツ強化や日中帯ドラマを軸とした編成戦略が奏功し、純広スポットを中心に前年を上回った。

コンテンツ投資も積極的に進めた。ゴルフジャンルでは『飯島茜のアカネ式!大学女子ゴルフ部』や『マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー 2026』など新番組を投入したほか、ドラマ枠では『名奉行 遠山の金さん』や「松本清張シリーズ」の放送を開始。中国時代劇や韓国ドラマ、ヨーロッパミステリーも含めたラインアップを充実させ、媒体価値の向上を図った。

アニメ分野では、「ANIME+」枠で『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』や『転生したらスライムだった件 第4期』など、製作委員会参画作品を含む毎クール約40作品を放送し、アニメコンテンツの強化を進めた。

一方、その他事業は引き続き好調に推移した。オリジナル配信サービス「BS11+」やTVerなどの配信事業に加え、アニメ製作委員会からの配当収入が売上を牽引。イベント事業では、日本武道館で開催した「TOKYO FM/BS11 presents 昭和100周年記念 昭和ゴールデンHITS 100 in Orchestra」のほか、番組連動イベントなども展開し、収益拡大に寄与した。

また、玩具メーカーの壽屋との協業によるオンラインくじ事業では、取り扱うアニメ作品数を拡充するなど、放送以外でのアニメビジネス拡大にも取り組んだ。

一方で、積極的な成長投資に伴い、番組制作費や広告宣伝費が増加した。既存番組の強化や新規IP開発、アニメ作品への投資に加え、新聞広告やWeb広告を活用したプロモーションを積極化したことが利益を圧迫した。

放送広告市場が伸び悩む中でも、配信、アニメ、イベントなど放送以外の事業が着実に拡大しており、収益源の多様化を進める姿勢が鮮明となった。

 

■2026年8月期の見通し

2026年8月期の業績は、売上高125億7600万円(前期比6.5%増)、営業利益18億0400万円(同6.6%減)、経常利益18億8800万円(同4.9%減)、最終利益13億0600万円(同2.9%減)、EPS73.30円を見込む。株価収益率は8.9倍となる。

・売上高:125億7600万円(同6.5%増)
・営業利益:18億0400万円(同6.6%減)
・経常利益:18億8800万円(同4.9%減)
・最終利益:13億0600万円(同2.9%減)
・EPS:73.30円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:70.4%
・営業利益:73.5%
・経常利益:72.4%
・最終利益:70.5%

 

日本BS放送株式会社(BS11)
https://www.bs11.jp/

会社情報

会社名
日本BS放送株式会社(BS11)
設立
1999年8月
代表者
代表取締役会長 齋藤 知久/代表取締役社長 近藤 和行
決算期
8月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9414
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