
ドリコム<3793>は、本日開催した2027年3月期第1四半期決算説明会で、インディーゲーム事業を本格展開し、自社IP創出を加速する方針を示した。

同社はこれまで、自社IPの創出をノベル・コミック出版を中心に進めてきたが、新たな柱としてインディーゲーム事業を位置付ける。5月には京都で開催された「BitSummit」にあわせて、インディーゲームレーベル「ドリコムクリエイターズスタジオ」を立ち上げ、外部クリエイターとの連携を本格化した。
内藤裕紀社長は、2028年3月期の目標として「5本から10本いかない程度」のタイトルリリースを掲げつつ、「シリーズ化できるタイトルを育てていくことが重要」と説明。続編の展開に合わせてコミカライズやアニメ化などのメディアミックスを進め、IPとして育成する考えを示した。
同社はインディーゲーム分野での強みとして、ゲーム開発支援に加え、出版・アニメ・実写化まで見据えたメディアミックス展開力、さらにマーケティングや資金面まで含めたパブリッシング機能を挙げており、「クリエイターとともにコンテンツを生み出していきたい」としている。
インディーゲームのパブリッシャーは、パブリッシング機能に特化した会社が多いため、「IP」として取り扱うこともできる同社との協業は、世界観やキャラクター、ストーリーにこだわるクリエイターにとっては魅力的に映るに違いない。

現在は、自社開発タイトル『デモンズナイトフィーバー』(2026年発売予定)や『TOKYO STORIES』を開発中。『TOKYO STORIES』はハピネットがパブリッシャーを務め、リリース前からSteamなどで多くのウィッシュリスト登録を集めるなど、手応えを得ているという。
ドリコムは単発タイトルではなく、シリーズ化によってIP価値を高めつつ、フルプライス化やメディアミックスによる収益機会の拡大を図る方針で、インディーゲーム事業を「IPを生み出す仕組み」の中核へ育成していく考えだ。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高175億4700万円、営業利益4億800万円、経常利益3億1800万円、最終利益2億1300万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
