東京おもちゃショー、京まふ、東京ゲームショウ―――コンテンツの大型イベントが集中 「見る・遊ぶ・買う」を楽しむシーズンに

木村英彦 取締役 編集長
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夏の終わりから秋にかけて、ゲーム、アニメ、玩具などコンテンツ関連の大型イベントが相次いで開催される。まず明日8月27日から30日まで、東京ビッグサイトで「TOKYOおもちゃショー2026」が開催される。日本玩具協会が主催する国内最大規模の玩具展示会で、27、28日はビジネス関係者向けの商談見本市、29、30日は一般公開となる。

玩具メーカー各社の新商品が一堂に集まるイベントだが、現在のおもちゃショーは、「キダルト」(大人になっても子どもの頃に親しんだ玩具や趣味、キャラクターグッズなどを楽しむ人々)という造語が頻繁に使われたように、「子どものためのおもちゃ」だけではない。キャラクター玩具、フィギュア、カードゲーム、ホビー、カプセルトイ、デジタルトイなど、ゲームやアニメと隣接する商品も数多く並ぶ。2025年は210社が出展し、7万2621人が来場した。

そして9月19、20日には京都で「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2026」が開催される。今年で15回目を迎える京まふは、「マンガ・アニメ・ゲームの最新情報が集まる西日本最大の総合見本市」と位置付けられている。メイン会場のみやこめっせ、ロームシアター京都に加え、京都国際マンガミュージアムでも関連企画が行われる。

2025年は2日間で3万6143人が来場。メイン会場には66の企業・団体が出展し、グッズ販売や展示、ステージイベント、キャラクターグリーティング、コスプレなど、ファンが楽しめる企画が展開された。

その翌日21日まで幕張メッセで開催されるのが「東京ゲームショウ2026」だ。今年は9月17、18日のビジネスデーに続き、19~21日を一般公開日とする史上初の5日間開催となる。展示ホール1~11などを会場とし、ゲームを中心にさまざまな企業・団体が参加する。TGSは規模の面でも巨大だ。2025年は47の国・地域から1136の企業・団体が出展し、4日間の総来場者数は26万3101人に達した。一般公開日の土日は、それぞれ7万7415人、7万8555人が来場している。

ただ、TGSについては「来場者を増やせば増やすほどいい」という単純な拡大路線だけでは捉えにくくなっている。人気イベントだけに、会場内が混雑して移動が難しくなったり、人気ブースに人が集中したりすることもある。2025年はエリアごとの入場制限なども実施され、巨大化したイベントをどう快適に運営するかという課題も見えてきた。

2026年の5日間開催も、単に「過去最大」を目指すというより、開催日を増やすことで来場者を分散させ、より多くの人にイベントを楽しんでもらう方向と見ることができる。

実際、2026年の一般公開日チケットは日付指定で、当日券の販売はなく、予定枚数に達した時点で販売終了となる。2025年も一般公開日のチケットが完売するなど、すでに「行きたいと思ったら直前に買う。なんなら当日行けばいい」というイベントではなくなっている。ユーザー側からすれば、今年のTGSは「行くなら早めにチケットを確保しておく」ことが重要になっている。

一方で、こうした大型イベントが続くことは、コンテンツファンにとっては楽しみな季節でもある。東京おもちゃショーでは、これから発売される玩具やホビー商品を実際に見ることができる。京まふではアニメやマンガ作品の展示、グッズ、ステージなどを楽しめる。そしてTGSでは、発売前のゲームを試遊したり、最新タイトルや関連製品を体験したりすることができる。

それぞれのイベントの性格は異なるものの、共通しているのは、コンテンツを「画面の中」だけで終わらせず、リアルな場所で体験できることだ。ゲームやアニメをきっかけにグッズを買い、イベントに足を運び、関連商品を手に取る。あるいはイベントで初めて作品を知り、その後ゲームを遊んだり、アニメを見たりする。コンテンツビジネスにおいて、こうした「リアルな接点」の重要性はむしろ高まっている。

この夏から秋にかけては、東京おもちゃショー、京まふ、東京ゲームショウと、ゲーム・アニメ・玩具を横断する大型イベントが続く。業界関係者にとっては商談や情報収集の場である一方、一般ユーザーにとっては「見る、遊ぶ、買う」ことを楽しめるコンテンツの祭典でもある。今年はどのイベントに足を運ぶか。すでに予定を立てておいたほうがよさそうだ。

 

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