トーセ、京都本社に係る固定資産を2028年3月に譲渡することを決定 建設中の長岡京市の新オフィスビルへの本社移転と拠点集約を予定

トーセ<4728>は、8月27日、本社に係る固定資産を譲渡することを決定した。併せて、本社移転と拠点集約を予定していることも発表した。

■本社移転を含む拠点整理の背景

ゲームソフト開発を主軸とする同社を取り巻く事業環境は、技術の進化や価値観の多様化といった変化が加速している。同社はこうした変化を捉え、ゲーム開発事業のさらなる強化に加え、ゲーム以外の領域でも新たな事業の創出を推進するため、組織体制の変革と職場環境の刷新・向上を目指し、京都府長岡京市に新オフィスビルの建設を進めている。2028年1月ごろ、この新オフィスビルに、現在京都府下に点在している開発拠点および本社機能を集約する予定だ。

■拠点集約で目指す効果

これまで、京都本社、西大路開発センター、山崎開発センター、長岡京開発センターに分かれていた開発・営業・管理のリソースをシームレスに共有し、企業価値の最大化の加速を目指している。

物理的距離のないスムーズで効果的なコミュニケーションや、風通しの良い職場デザインによる、イノベーション創出や意思決定の加速でクリエイティブの深化を図る。また、人財の強みを最大限に活かす配置やプロジェクト毎の最適なチーム編成、先端技術に対応しやすい設備環境、開発のスピードアップなどによる全体的な生産性の向上効果を狙っている。

■京都本社の土地・建物の譲渡

以上のことから、京都本社の土地と建物を、譲渡することを決定した。譲渡(引渡し)は、2028年3月を予定している。

この固定資産の譲渡益は、これまでに発表している長岡京市に有する土地や西大路開発センターの譲渡益と合わせ、主に新オフィスビルの建設資金として活用する。一方で、新オフィスビルの具体的な設計が進み、建設費用に関して、継続するインフレ基調や建材コストの上昇などの懸念はあるものの、現時点では、全体の資金収支は想定の範囲内におさまっていることから、そのほかの成長投資や株主還元への振り向けも検討していく。

■譲渡資産の内容

京都本社の譲渡益は土地・建物合わせて概算で24億7400万円の見込み。なお、譲渡価格などについては譲渡先の意向により公表を差し控えるとしている。

■譲渡先の概要

譲渡先の意向により公表を差し控えるが、国内法人1社となる。この譲渡先と同社との間には、特記すべき資本関係、人的関係及び取引関係はなく、関連当事者にも該当しない。

■業績に与える影響と今後の見通し

この固定資産の譲渡による、2026年8月期連結業績への影響はないものとなる。この固定資産譲渡益は、土地・建物の引渡しが行われる2028年3月(2028年8月期)に、特別利益として計上する予定だ。

一方で、新オフィスビルの建設に係る会計処理に際しては、特定資産を買換えた場合の圧縮記帳の適用を検討しており、適用した場合には特別損失として固定資産圧縮損も併せて発生する見込み。適用する場合の会計処理については現在精査中であり、業績への影響が明らかになった段階で、改めて発表するとしている。

株式会社トーセ
https://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長兼CEO 齋藤 茂/代表取締役社長兼COO 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高66億3600万円、営業利益6億8900万円、経常利益6億7700万円、最終利益2億5000万円(2025年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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