CESA、「CEDEC 2012」の講演者を公募…講演テーマ例も併せて公開

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、8月20日~8月22日にパシフィコ横浜で開催予定のゲーム開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2012(CEDEC 2012)」について、セッション講演者を公募するとともに、運営委員会プログラムワーキンググループが設定したテーマ例を公開した。 CESAによれば、CEDECにふさわしいテーマに関して、運営事務局に問い合わせが多いため、それに対応したとのこと。「CESAゲーム開発技術ロードマップ2011年版」に基づき、対象となる技術分野ごとに個別の講演テーマ例を示した模様。ただし、講演内容を限定するものではなく、ひとつの方向性を示すものでなく、講演内容の採択を保証するものでもないとのこと。 講演テーマ例は以下のとおり。講演の申込締切は3月19日まで。応募規定などの詳細は、CEDEC公式Webサイトを参照してほしい。 ■プログラミング分野 ・ テスト駆動開発の必要性と成功事例・失敗事例 ・ 独特のコーディングルールの利点と弊害について ・ プログラミング作業の自動化事例 ・ タイニーAI等、AIの事例紹介 ・ インハウスツールの事例紹介 ■ゲームデザイン分野> ・ ボードゲーム・ARG・遊園地のアトラクション・ソーシャルゲーム・シリアスゲームなど、さまざまなゲーム市場におけるゲームデザインとその特徴 ・ 斬新なゲームデザインは一体どのようにして生み出されるのか ・ 女性ゲームデザイナーの思考とそこから生まれたゲームの事例 ・ ゲームデザインで脳をだます:意図的な錯覚は引き起こせるか? ・ ソーシャルゲームのゲームデザイン。その変遷や最新事情の解説 ■サウンド分野> ・ サウンドデバッグのための工夫。見えない音の状況をいかに把握するか ・ 大量の音声データに対する生産性向上の工夫 ・ 物理シミュレーションに対する効果音表現手法 ■ネットワーク/オンライン分野> ・ サーバのスケーリング事例紹介 ・ 効率的なデータマイニングの事例 ・ HTML5 の実用・実装事例 ・ 拡がるサーバサイド技術、データベース実用事例 ・ ネットワークゲームの不正行為と対策 ■ビジネス&マネージメント分野> ・ コンシューマーゲーム開発者が取り組むソーシャルゲーム開発の現場 ・ スマホ時代のソーシャルゲーム。ブラウザ型の次世代スタンダードとは? ・ iOS、Android向けアプリケーション開発環境状況、Unity最新事情 ・ アーケードゲームとソーシャルゲームの類似性 ・ スケジュール管理の鉄則、画期的手法、成功事例 ・ 認定スクラムマスター座談会 ・ ゲーミフィケーションへのトライ事例 ・ ビジネス環境が変化する中でのゲーム業界の未来 ・ 優秀な人材確保に必要な条件と施策 ・ 海外版ゲーム、「作ってみたけど売れなかった・・・」その理由とは ・ 欧米以外で注目を集めるマーケット、BRICs・VISTAでのゲームビジネス成功例 ・ 中国・ベトナム・インドなど海外発注最前線 ・ プロジェクト管理ツールの活用事例 ・ 工数見積もりの現実 ■Interactive編 ・ 触って楽しい ・ エンターテインメント性 ・ 入力インターフェイスの使い方を工夫 ・ 自慢の自作ゲーム、自分の作ったツール紹介 ・ 得意分野について俯瞰しての解説 なお、ビジュアルアーツ分野とプロデュース分野、基盤技術分野に関する方向性は、別途告知する。なお、「アカデミック分野」は、学術系のテーマを中心に企業研究機関のテーマも含め、本年度より「基盤技術分野」に名称を変更した。