【決算】GMOインターネット、第1四半期は経常益30%増…ネット広告やネット証券がけん引

GMOインターネット<9449>は、本日(5月7日)、第1四半期の連結決算を発表し、売上高が前年同期比24.2%増、経常利益が同30.5%増となった。主力のインターネットメディア事業のほか、インターネット証券、WEBインフラ・EC事業が順調に伸びたことが主な要因だった。純利益はマイナスだが、これは法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を計上したため。 同社の発表した決算は、売上高が前年同期比24.2%増の179億6000万円、営業利益が同22.8%増の25億2500万円、経常利益が同30.5%増の25億円、四半期純利益が24.6%減の8億9600万円となった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■WEBインフラ・EC事業は、売上高が22.1%増の70億1500万円、営業利益が1.5%増の9億8100万円だった。ドメイン取得やレンタルサーバー、EC支援・WEB制作事業、セキュリティ事業、決済事業の5大事業の売り上げはいずれも伸長したとのこと。 ■インターネットメディア事業は、売上高が22.5%増の65億2900万円、営業利益が39.4%増の6億3300万円だった。インターネットメディア・検索関連事業は横ばいだったものの、PCやモバイルの純広告やリスティング広告が伸びた。またアドネットワークの広告販売も収益を押し上げた。 ■インターネット証券事業は、売上高が18.4%増の41億2600万円、営業利益が63.2%増の13億0900万円だった。株式取引専用のアンドロイドアプリ「株roid」や外為オプション取引専用のアンドロイドアプリ「外オプroid」など取引ツールの改善などが奏功し、FX口座が39%増の22.4万件、証券口座が26.1%増の13.4万件となった。。 ■ソーシャル・スマートフォン関連事業は、売上高が311.7%増の6億7600万円、営業損益が4億2700万円の赤字(前年同期1億7600万円の赤字)だった。「ガドランマスター by GMO」や「伝説のまもりびと2 by GMO」などが好調だったものの、積極的に事業展開するための人員の増加や広告宣伝活動などの先行費用が発生したことが響いた。   ■2012年12月期の見通し 2012年12月期は、売上高が前期比3.7%増の640億円、営業利益が同11.6%増の84億円、経常利益が同16.9%増の82億円、当期純利益が同0.3%増の43億円を見込む。  
GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
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