グリー、2012年6月期は営業益165%増の827億円…第4四半期はQonQで22%の営業減益

グリー<3632>は、この日(8月14日)、2012年6月期の連結決算を発表し、売上高1582億円(前年同期比146.6%増)、営業利益827億円(同165.7%増)、経常利益819億円(同165.8%増)、当期純利益479億円(同163.0%増)だった。前期に比べて大幅な増益を達成した。     「探検ドリランド」を中心とする「GREE」で提供する内製ソーシャルゲームの課金収入が好調に推移したことに加え、サードパーティの課金収益や広告関連の収益が伸びたことが主な要因のようだ。     広告宣伝費やサーバー賃借料、支払い手数料などの経費が増加する見込みとしていたが、売上の伸びで吸収した模様。買収したFunzioについては103億9400万円を無形固定資産に計上し、2013年6月期より12年をかけてのれんの償却を行なっていく予定。 また、第4四半期(4-6月期)の業績は、売上高400億円(前四半期比13.2%減)、営業利益189億円(同22.6%減)、経常利益184億円(同24.7%減)、四半期純利益123億円(同8.3%減)となり、前四半期比(QonQ)では減収減益となった。コンプガチャ騒動の影響が出た模様だが、おおむね日経新聞の観測記事の範囲内での着地だった。   ■2013年6月期の見通し 2013年6月期は、売上高1950~2050億円(前期比23.2~29.6%増)、営業利益740~840億円(同10.6%減~1.5%増)、経常利益740~840億円(同9.7%減~2.5%増)、当期純利益460億円(同4.1%減~8.4%増)を見込む。     グリーの世界展開に向けて各国ユーザー数の拡大や収益基盤の確立・強化に取り組む一方、国内ではソーシャルゲーム新規投入やコンテンツの利用拡大に向けた施策を行い、有料課金収入の拡大を図る。特に大型IPを活用した自社/ダブルネームのゲームタイトルや、スマートフォン向けゲームタイトルの提供数を増やすことで収益を伸ばしていく。 具体的には、IPタイトルについては「BLEACH」や「サモンナイト」シリーズ、「パックマン」シリーズ、「アイドルマスター」シリーズなどを提供する予定。     またスマートフォン向けゲームについては、「どうぶつフレンズ」や「MONPLA SMASH」、「Wacky Motors」、「MODE STYLE」、「Soul Island」などを提供する。     なお、第4四半期は落ち込んだが、8月に入ってコイン消費は回復基調にあるとのこと。さらに「イベント消費モデル」など新しいゲームモデルなどに着手したとのことで、どういったものなのかも注目される。 費用面では、サーバー賃借料の増加や課金収入の拡大に伴う支払手数料、人件費、外注加工費の増加を見込んでいるとのこと。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高567億6600万円、営業利益53億7800万円、経常利益110億9800万円、最終利益135億2600万円(2021年6月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3632
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