
トーセ<4728>が本日(10月12日)、2012年8月期の決算を発表した(
関連記事)。決算短信のなかで、家庭用ゲーム市場やモバイルゲーム市場の動向を以下のようにまとめている。あくまで投資家向けに会社業績を伝えるための資料のひとつなのだが、コンパクトにまとまっているため、何かの参考にはなるかと思う。
■家庭用ゲーム業界
・新型ゲーム機「ニンテンドー3DS」と「プレイステーション・ヴィータ」が出揃ったことで、現行機からの買い替え需要が高った。
・特にニンテンドー3DSに関しては、国内累計販売台数が発売日から77週目で700万台を突破する(エンターブレイン調べ)など好調に推移した。
・任天堂から従来より大画面の「ニンテンドー3DSLL」が発売され、12月8日には「Wii U」の発売が予定されていることから、市場の活性化が期待される。
■モバイル業界
・2011年のモバイルコンテンツ市場の市場規模が前年比14%増の7345億円、iPhone及びAndroid OS搭載端末に代表されるスマートフォン上でのモバイルコンテンツ市場が前年比555%増の806億円となっており(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ)、引き続き拡大傾向にある中、スマートフォンの利用者が急増している。
・本年におけるスマートフォンの出荷台数予測は2790万台、携帯電話端末の総出荷台数の68.7%をスマートフォンが占めると予想されている(MM総研調べ)。
・一方で、成長著しいソーシャルゲーム市場においては、ゲームソフト会社が相次いで参入し、有力コンテンツが続々と提供されている。大手ソーシャルゲームプラットフォーム事業者が積極的に海外展開を進めており、国内外のソーシャルゲーム市場の一層の拡大が期待されている。