ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、本日(4月18日)、スマートフォンのブラウザ上で動作する HTML5/JavaScriptベースのゲームエンジン「enchant.js」(エンチャント・ドット・ジェイエス)のβバージョンの提供を開始した。
「enchant.js」は、iPhone/Androidの両方で動作するゲーム製作ができるゲームエンジンで、誰でも無料で使うことができる。スクロールマップや当たり判定、仮想パッドなどを用いたJavaScriptによるゲームプログラミングが誰でも手軽に製作することができる。
また、UEIでは、過去に開発したゲームで用いた全ての画像素材を「enchant.js」のユーザーに解放し、ユーザーが本格的なグラフィックを用いたゲームを作れるようにするとのこと。さらに、全国主要都市で無料セミナー「9leap Game Programming Camp」を開催し、「enchant.js」の普及と改良を行っていくとしている。
MITライセンスとGPLライセンスのデュアルライセンスを提供し、開発者がどちらか好きな方を選べるようにしている。学生が開発したゲームを自由に再配布できるようにするための措置。また、法人向けには、有償ライセンスの販売と有償サポートを提供するとのこと。
UEIでは現在、ディーツー コミュニケーションズと共同で開催する青少年プログラマ育成を目指したコンテスト「9leap」( http://9leap.net )を企画しているが、今回のゲームエンジンを通じて、1人でも多くの青少年にゲームプログラミングを体験してもらい、「9leap」への参加のハードルを下げることが目的でもあるという。
なお、今後については、専用のマップエディタの開発やプラグインの開発などを引き続き行うとともに、技術ブログ「wise9.jp」( http://wise9.jp/ )でも「enchant.js」に解説記事を掲載する予定。
URL: http://www.uei.co.jp/