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クラッシュ解析ツール「SmartBeat」でゲーム運営はどう変わるのか ―― FROSKの吉井文学氏が語る高品質なアプリの作り方

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6月23日、東京都内にてIDCフロンティアが主催するセミナー「OnlineGame Dev Night vol.1」が開催された。本セミナーは、「最新事情」をテーマに、スマートフォンゲームアプリの開発者が関わる領域での最新事情、そして技術的なトレンドを紹介するというものだ。

本稿では、スマートフォンアプリのクラッシュ解析ツール「SmartBeat」を提供するFROSKのマーケティングマネージャー・吉井文学氏によるセッション「高品質なアプリをつくるには ~データと事例を通じて学ぶ品質改善手法~」の内容をお届けする。吉井氏は、アプリで頻繁に起こるクラッシュの実態とその対策と、貴重なデータを交えながら紹介してくれた。

 


 

■「SmartBeat」から見えてくるアプリのクラッシュ実態



▲FROSK マーケティングマネージャー・吉井文学氏

セッションの冒頭、吉井氏が語ったのはAppStoreやGoogle Playにおけるアプリレビュー欄の実態だ。アプリレビューには良い評価から悪い評価までさまざまなコメントが並んでいるが、悪いコメントを抽出してみると、その大部分が「クラッシュ」に言及しているという。吉井氏によると、実に全体の25%がエラーや落ちる問題へのコメントだったという。

クラッシュがゲームに与える評価は深刻で、たとえ面白いコンテンツであっても、自然とレビューは悪化してしまう。実際にレビューの低いアプリほど「落ちる」といったワードが頻繁に登場する。また、この傾向はゲーム以外のアプリも同じで、レーティングに及ぼすマイナスの影響は高いものになると吉井氏は指摘する。
 

それでは落ちないアプリを作ればいいのだが、もちろんそんな簡単にはいかない。現在はデバイスが多彩な上、動作環境もひとによって違う。Wi-FiとLte、どちらでネットに繋ぐかでも動作に差が出てくるのだ。その他にもOSがこまめにアップデートを繰り返すこと、アプリ側の継続的な機能追加も、クラッシュという観点では障害になりうる。

ここで吉井氏は、クラッシュ解析ツール「SmartBeat」で得られる端末ごとのクラッシュ率を見せてくれた。

それによるとAndroidはもっともシェアの大きい端末でも4%前後、上位10端末を合計しても4分の1に満たないという。またOSバージョンも同じ時期に複数が混在しているため、クラッシュ率もバラける傾向にある。一方iOSは端末の種類が少ないぶん調査は楽なものの、それでもバージョンアップのたびに新たなクラッシュが報告される状況とのこと。報告されているクラッシュの内訳を見ても、9.X系の比較的最近のバージョンが高い傾向にある。
 


続けて吉井氏は、「SmartBeat」でアプリのクラッシュを改善していった事例も紹介することに。まず某ゲームアプリでは、クラッシュの把握状況は社内のデバッグと「Developer Console」で分かる範囲のみだったという。しかしそれは、「SmartBeat」を介すと100分の1に過ぎなかったとのこと。

そこで、「SmartBeat」で得たデータを元に修正を加えることで、前バージョン比で5分の1まで減少させることに成功したという。この時のポイントとして吉井氏は「闇雲に潰すのではなく、どのクラッシュから直していけばいいかを考える」ことだと話した。順序を考える上でも、「SmartBeat」の解析が役立つというのだ。


また「SmartBeat」ではアップデート直後の不具合発生率を確認することも可能で、それを有効活用した例として某ECアプリを挙げていた。確認の末に、クラッシュ率が低ければそのままアップデートを通知、逆に基準以上のクラッシュが確認された場合は新バージョンへのアップデートを促さず、修正版の開発に取り掛かる。これにより、不具合のあるバージョンを市場に流通させるのを防ぐことができる。
 

このように「SmartBeat」では、自社アプリのクラッシュ発生状況の把握はもちろん、効率的な不具合の修正順序を立てることも可能。さらに影響ユーザー数の多いもの、発生回数の多いものなど、さまざまな角度からエラーを確認できるため、ユーザーへの対応もスムーズになる。
 

機能面を見てみると、クラッシュの原因別にグループ化できるほか、クラッシュ直前のスクリーンショットを取得することも可能とのこと。これらを活用すれば、アプリ内でなにが起こっているかを把握しやすくなり、修正対応も迅速に行える。実際「SmartBeat」を導入しているアプリはレーティングが高い傾向も見られるとのこと。最近はアプリ利用者の属性を把握できるオーディエンス機能も追加。ますます利用方法の幅が広がったことを吉井氏はアピールしていた。
 
(取材・文:ライター  ユマ)


 
 
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