18年4-6月決算、グリーに関するスマホアプリ&ソーシャルゲーム決算記事

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【グリー決算説明会】広告宣伝費の投下など先行投資でQonQは増収減益に 3D新作開発中の『消滅都市』は「IP化を進める」(田中社長)

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グリー<3632>は、8月2日、東京都内で2018年6月期の決算説明会を開催した。同日発表した連結決算は、売上高779億円(前々期比19.2%増)、営業利益94億円(同17.8%増)、経常利益103億円(同2.8%増)、最終利益47億円(同61.1%減)だった。

説明会では、同社の田中社長と秋山常務が決算概要や事業概要などの説明を行った後、質疑応答が行われた。その質疑応答の内容も踏まえつつ、ゲーム・エンタメ事業の内容を中心に会見の様子をまとめてみた。
 

■QonQでは増収減益に 広告宣伝費8億円増など先行投資を実施


まずは業績の四半期推移(QonQ)を見てみると、第4四半期期間(4~6月)の売上高は前四半期比11.1%増の189億円と増収を達成した。一方で、営業利益は同11.7%減の16億円、経常利益は同7.7%減の19億円となり、最終損益は10億円の赤字計上となった。決算概要の説明を行った秋山氏によると、「予想比増収で着地したが、利益は先行投資費用の投下で減益となった」とのこと。最終赤字となっているのは「のれん減損を計上した」(秋山氏)ため。
 

では実際に費用がどうなっているのかを見てみると、広告宣伝費が前四半期比8億円増となっていることが最も目立つ。ただし、広告宣伝費率は8.6%となっており、抑制していた段階から、しっかりと成長分野に投資できる段階に移行したというのが実情と言えそうだ。
 

最終損益に影響を与えたのれん減損だが、これは広告・メディア事業の子会社3ミニッツのものとなる。3ミニッツの成長が当初計画より遅れていることを受け、今回の減損計上に至っている。なお、田中社長は「元々の計画に対してはちょっと遅れているが成長はしている」とし、今後も事業規模拡大に向けた投資を行っていく予定だ。
 
 

■既存タイトルの運営強化と1周年施策が奏功 ライブエンターテイメント事業に参入も


続いて、ゲーム・エンタメ事業の状況を見てみたい。モバイルゲームの国内コイン消費は、前四半期比で増加した。既存タイトルの運営強化が順調に成果を発揮してきた格好で、特に『SINoALICE』が運営人数を増やして強化し、コンテンツの継続投入を行った効果が大きく発揮されているもようだ。

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さらにこの四半期は『アナザーエデン』と『ダンまち~メモリア・フレーゼ』『戦姫絶唱シンフォギアXD』も1周年施策を展開しており、好調な推移となったようだ。
 

海外展開については、事業パートナーと組んだ形で進めた第一弾となる『ダンメモ』の北米展開がまずは順調にスタートを切ったもよう。今後は『ダンメモ』のアジア展開に加え、『アナザーエデン』の海外展開がまずは進められていくもよう。
 


また、この四半期は新たな注力分野としてライブエンターテイメント事業に参入した。VTuber(バーチャルYouTuber)特化型の事業を手掛ける子会社Wright Flyer Live Entertainmentを4月に設立したほか、100億円規模のVTuberファンドプロジェクトにも着手している。

そうした成果の一環が、今回の決算説明会でのおそらく世界初のVTuber登場というデモンストレーションにつながったと言えるだろう。なお、今後の方針・計画について8月7日に大きな発表が行われる予定とのことだ。

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■開発パイプラインは5本 『消滅都市』の3Dの完全新作タイトルを開発中


次に2019年6月期以降の展開を見てみよう。まずは開発パイプラインだが、開発承認済みのタイトルが2019年6月期に2本、2020年6月期に3本の合計5本となっている。これに加えて、同社が2018年6月期より進めてきた海外市場へのリリースも順次進めていくほか、マルチプラットフォーム展開も行っていく。

なお、2019年度リリース予定の2本については、1本は他社IPの3DRPG、もう1本はオリジナルIPの2DRPGの開発が進められているようだ。
 

新作関連の情報で、明らかになっているいのは、『消滅都市』の3Dの完全新作タイトルの開発が進められていることだ。『消滅都市』はTVアニメ化なども予定されており、「『消滅都市』のIP化を進める」(田中社長)としていた。
 

足元の広告施策としては、『SINoALICE』初の大型プロモーションとして、TVCMを7月20日より展開している。担当の前田取締役(写真)によると、「DAUはリリース直後を除けば過去最高」の水準にあるとのことで、その成果がしっかりと表れているようだ。

なお、ゲーム内ではTVCMとの連動イベントも開催しており、これがうまく相乗効果を発揮しているとも言えそうだ。
 

マルチプラットフォーム展開については、Nintendo Switch、Facebookインスタントゲーム、そして先日テストサービスが開始されたLINE QUICK GAMEに『釣りスタ』を展開することを明らかにしているが、そのほかにも未発表を含む4本を開発中であるという。
 
 

■『SINoALICE』の広告展開など広告宣伝費を積極投下へ


なお、2019年6月期の予想は非開示とし、第1四半期(7~9月)の業績予想を発表しており、売上高185億円(前期比14.4%減、前四半期比2.6%減)、営業利益15億円(同44.3%減、同6.3%減)、経常利益15億円(同50.3%減、同21.1%減)、最終利益10億円(同47.5%減)を見込んでいる。前四半期に1周年のイベント施策で盛り上がった反動を見込んでいるようだ。また、前述の『SINoALICE』の広告展開など広告宣伝費を積極投下するほか、ライブエンターテイメント事業の立ち上げに向けた費用も織り込んでいるとのこと。
 
 
(編集部:柴田正之)

 
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企業情報(グリー株式会社)

会社名 グリー株式会社
URL http://www.gree.co.jp/
設立 2004年12月
代表者 田中良和
決算期 6月
直近業績 売上高924億5600万円、営業利益202億3300万円、経常利益250億900万円、当期純損益103億2200万円の赤字(2015年6月期)
上場区分 東証一部
証券コード 3632

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