【App Annie調査】『パズドラ』と『Candy Crush Saga』が世界のモバイル市場を牽引
App Annieは、1月30日、2013年度のApp StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の動向をまとめた最新レポート「App Annie Index:2013 Retrospective」を公開した。「App Annie Index」は、モバイルアプリ市場編、ゲームアプリ編、アプリ編(非ゲームアプリ系)の3つに分かれているが、今回はモバイルアプリ市場編とゲームアプリ編をみていきたい。
同レポートによると、2013年度のアプリダウンロード数は、Google Play経由のダウンロード数がiOS経由のダウンロード数よりも15%多く、Google Playがモバイルアプリ市場を牽引した。しかし、iOS向けのモバイルアプリは、Google Play向けのアプリよりも、1年間を通じて2倍以上の売上を上げた。
また、2013年度はGoogle PlayとiOSの両ストアで、ゲームアプリの売上が急増した。特に、アメリカ、韓国、日本の3か国からの収益が大きかった。また、BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)からの収益も増加した。
また、2014年のモバイルアプリ市場は、2013年から徐々に成長の兆しをみせている香港、台湾、タイ、メキシコ、インドネシアの5か国を注目株、としている。
同レポートによれば、2013年第1四半期からiOS向けゲームアプリの売上が、コンシューマーゲームの売上を抜き、2013年第2四半期ではGoogle Play向けゲームアプリの売上もコンシューマーゲームの売上を抜くこととなった。2013年第3四半期では、iOS向けゲームアプリとGoogle Play向けゲームアプリの両方を合わせると、コンシューマーゲームの売上の約3倍以上にも及ぶことがわかった。
全ゲームアプリの売上のうち、フリーミアムモデルのゲームアプリの割合は、2012年度の86%から、2013年度は93%を占めている。これは、ゲームアプリ市場が、モバイルアプリ市場において拡大し続けているだけではなく、フリーミアムモデルのゲームアプリ市場が拡大をみせていることを示している。
また、2013年度のゲームアプリ売上高は、1位が『パズル&ドラゴンズ』、2位が『Candy Crush Saga』となった。
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数ランキング(アプリランキング)」によると、1位が『Candy Crush Saga』、2位が『Subway Surfers』、3位が『Temple Run』。同ランキングの1位〜10位をみてみると、ランクインしたアプリは全てカジュアルゲームとなった。
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数(パブリッシャーランキング)によると、1位がエレクトロニック・アーツ(Electronic Arts Inc)<NASDAQ:EA>、2位がゲームロフト(Gameloft)<EN Paris:GFT>、3位がロビオ(Rovio)。9位にはLINEがランクインを果たし、日本勢としては唯一のランクインとなった。同ランキングの1位〜10位をみてみると、アメリカのゲーム会社が5社、ヨーロッパのゲーム会社が3社、アジアのゲーム会社が2社ランクインした。
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリ売上高ランキング(アプリランキング)」によると、1位がガンホーの『パズル&ドラゴンズ』、2位がKingの『Candy Crush Saga』、3位がSupercellの『Clash of Clans』。4位にはSupercellの『Hay Day』がランクインをしており、Supercellは2タイトルでランクイン。
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数(パブリッシャーランキング)によると、1位がガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、2位がスーパーセル(Supercell)、3位がキング(King)。5位にはLINE、6位にはグリー<3632>、8位にはディー・エヌ・エー<2432>がランクインを果たし、日本勢は4社のランクインとなった。同ランキングの1位〜10位をみてみると、アメリカのゲーム会社が2社、ヨーロッパのゲーム会社が3社、アジアのゲーム会社が5社ランクインした。
関連リンク
App Annie Index: 2013 Retrospective(by App Annie)
© App Annie
ダウンロード数はGoogle Play、売上はiOSが勝利
同レポートによると、2013年度のアプリダウンロード数は、Google Play経由のダウンロード数がiOS経由のダウンロード数よりも15%多く、Google Playがモバイルアプリ市場を牽引した。しかし、iOS向けのモバイルアプリは、Google Play向けのアプリよりも、1年間を通じて2倍以上の売上を上げた。
モバイルゲーム市場、さらなる拡大へ
また、2013年度はGoogle PlayとiOSの両ストアで、ゲームアプリの売上が急増した。特に、アメリカ、韓国、日本の3か国からの収益が大きかった。また、BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)からの収益も増加した。
また、2014年のモバイルアプリ市場は、2013年から徐々に成長の兆しをみせている香港、台湾、タイ、メキシコ、インドネシアの5か国を注目株、としている。
iOS/Google Playが、ゲーム市場を索引
同レポートによれば、2013年第1四半期からiOS向けゲームアプリの売上が、コンシューマーゲームの売上を抜き、2013年第2四半期ではGoogle Play向けゲームアプリの売上もコンシューマーゲームの売上を抜くこととなった。2013年第3四半期では、iOS向けゲームアプリとGoogle Play向けゲームアプリの両方を合わせると、コンシューマーゲームの売上の約3倍以上にも及ぶことがわかった。
絶好調なフリーミアムモデル
全ゲームアプリの売上のうち、フリーミアムモデルのゲームアプリの割合は、2012年度の86%から、2013年度は93%を占めている。これは、ゲームアプリ市場が、モバイルアプリ市場において拡大し続けているだけではなく、フリーミアムモデルのゲームアプリ市場が拡大をみせていることを示している。
また、2013年度のゲームアプリ売上高は、1位が『パズル&ドラゴンズ』、2位が『Candy Crush Saga』となった。
全世界最多ダウンロードは、『Candy Crush Saga』
順位 | ゲームアプリ名 | パブリッシャー名 |
1 | Candy Crush Saga | King |
2 | Subway Surfers | Kiloo |
3 | Temple Run 2 | Imangi |
4 | Despicable Me | Gameloft |
5 | Fruit Ninja | Halfbrick |
6 | Angry Birds | Rovio |
7 | Hill Climb Racing | Fingersoft |
8 | Pou | Zakeh |
9 | 4 Pics 1 Word | LOTUM |
10 | Real Racing 3 | Electronic Arts |
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数ランキング(アプリランキング)」によると、1位が『Candy Crush Saga』、2位が『Subway Surfers』、3位が『Temple Run』。同ランキングの1位〜10位をみてみると、ランクインしたアプリは全てカジュアルゲームとなった。
全世界最多ダウンロードのゲーム会社は、”EA”
順位 | パブリッシャー名 | 所在地 |
1 | Electronic Arts | アメリカ |
2 | Gameloft | フランス |
3 | Rovio | フィンランド |
4 | King | イギリス |
5 | Tiny Piece | 中国 |
6 | Disney | アメリカ |
7 | Storm8 | アメリカ |
8 | Imangi | アメリカ |
9 | LINE | 日本 |
10 | Glu | アメリカ |
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数(パブリッシャーランキング)によると、1位がエレクトロニック・アーツ(Electronic Arts Inc)<NASDAQ:EA>、2位がゲームロフト(Gameloft)<EN Paris:GFT>、3位がロビオ(Rovio)。9位にはLINEがランクインを果たし、日本勢としては唯一のランクインとなった。同ランキングの1位〜10位をみてみると、アメリカのゲーム会社が5社、ヨーロッパのゲーム会社が3社、アジアのゲーム会社が2社ランクインした。
全世界で売上高1位は、『パズドラ』
順位 | ゲームアプリ名 | パブリッシャー名 |
1 | パズル&ドラゴンズ | ガンホー・オンライン・エンターテイメント |
2 | Candy Crush Saga | King |
3 | Clash of Clans | Supercell |
4 | Hay Day | Supercell |
5 | The Simpsons: Tapped Out | Electronic Arts |
6 | The Hobbit: Kingdoms | Kabam |
7 | Slotomania | Caesars Entertainment |
8 | Megapolis | Social Quantum |
9 | Pokopang | LINE |
10 | Kingdoms of Camelot: Battle | Gameloft |
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリ売上高ランキング(アプリランキング)」によると、1位がガンホーの『パズル&ドラゴンズ』、2位がKingの『Candy Crush Saga』、3位がSupercellの『Clash of Clans』。4位にはSupercellの『Hay Day』がランクインをしており、Supercellは2タイトルでランクイン。
全世界で売上高1位のゲーム会社も、”ガンホー”
順位 | パブリッシャー名 | 所在地 |
1 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 日本 |
2 | Supercell | フィンランド |
3 | King | イギリス |
4 | Electronic Arts | アメリカ |
5 | LINE | 日本 |
6 | グリー | 日本 |
7 | CJ Group | 韓国 |
8 | ディー・エヌ・エー | 日本 |
9 | Kabam | アメリカ |
10 | Gameloft | フランス |
同社が発表したレポート内の「2013年度のiOSとGoogle Playの全世界ゲームアプリダウンロード数(パブリッシャーランキング)によると、1位がガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、2位がスーパーセル(Supercell)、3位がキング(King)。5位にはLINE、6位にはグリー<3632>、8位にはディー・エヌ・エー<2432>がランクインを果たし、日本勢は4社のランクインとなった。同ランキングの1位〜10位をみてみると、アメリカのゲーム会社が2社、ヨーロッパのゲーム会社が3社、アジアのゲーム会社が5社ランクインした。
関連リンク
App Annie Index: 2013 Retrospective(by App Annie)
© App Annie
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
会社情報
- 会社名
- data.ai(旧App Annie)
会社情報
- 会社名
- Supercell