中国の調査会社Umengは、3月12日、中国のスマートフォン市場に関するレポート「2013 Umeng Insight Report」を発表した。同レポートでは、2013年の中国のスマートフォンユーザー数は7億人を突破したことが明らかとなった。
同レポートによれば、2013年第4四半期(4Q)のスマートフォン・タブレット購入者のうち59%が、既存のスマホユーザーによる購入だ。スマートフォン購入時の予算額は330ドル(約3万3,000円)未満が57%で過半数を占めたが、500ドル(約5万円)以上が27%であった。
2013年12月の中国アプリユーザーのネットワーク利用状況を見てみると、アプリ起動時に4G回線使用者数は全体の1%で、2013年6月と比較すると57%増加した。Wifiの接続は2013年年初の38%から年末には52%まで伸びた。
また、中国ゲームアプリ市場をみてみると、2013年は「IPゲーム元年」ともいえる年となった。2013年12月では、IP(知的財産・キャラクター)を利用したゲームは上位100タイトルのうち20%を占めた。同社によれば、中国内では模倣作品が多いものの、正式にライセンス契約をしたアプリを大々的にプロモーションすることで、潜在的顧客を取り込むことができた、としている。
2013年はカジュアルゲームユーザーが増加した。特に、パズルゲームやアドベンチャーゲームでは、1日当りの売上およびプレイ時間が前年に比べて急増した。
さらに、利用スマホ別に中国ゲームアプリ市場をみてみると、ハードコアゲーム(高品質なビジュアルで操作等に複雑性を伴うゲーム)は、500ドル(約5万円)以上のスマホユーザーが150ドル(約1万5,000円)以下のスマホユーザーの1.6倍プレイする傾向にある。一方、カジュアルゲームはその逆で、低額スマホユーザーが高額スマホユーザーの1.6倍プレイする傾向にあった。
利用スマホ別にアプリ利用状況をみてみると、ゲームカテゴリのアプリ利用状況は、150ドル(約1万5,000円)以下のスマホでは11.1%、500ドル(約5万円)以上のスマホでは7.2%となった。
なお、2013年4Qのブランド別スマホのマーケットシェアは、Samsungが24%、Lenovoが8%、Huaweiが8%、Xiaomiが7%。スマホ利用状況を製品別に詳細みてみると、上位10製品はSamsungとXiaomiによるものとなった。
(C) Umeng
同レポートによれば、2013年第4四半期(4Q)のスマートフォン・タブレット購入者のうち59%が、既存のスマホユーザーによる購入だ。スマートフォン購入時の予算額は330ドル(約3万3,000円)未満が57%で過半数を占めたが、500ドル(約5万円)以上が27%であった。
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