アクセルマーク<3624>は、本日(11月4日)、2014年9月期の連結決算を発表し、減収減益での着地となった。同社の発表した決算は、売上高33億9100万円(前の期比3.7%減)、営業利益5500万円(同19.2%減)、経常利益5300万円(同33.0%減)、最終利益2000万円(同69.8%減)だった。
売上高は計画通りだったものの、利益面では従来予想を上回る着地となった。営業利益が33%増、経常利益が36%増、当期純利益が133%増となった。同社では、売上高が増加したことによる売上総利益の増加と、モバイルゲーム事業でのリリース後の既存タイトルの運営効率化や外注費を中心とした原価逓減活動が奏功したと説明している。
同社では、全ての事業においてサービスの「スマートフォンシフト」を推し進め、スマートフォン向けサービスによる売上比率を前の期の57%から77%へ大幅に向上させることができた、としている。主力のモバイルゲーム事業の収益が改善したものの、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」やスマートフォン向けコミックサービスの開発にかかる先行費用、フィーチャーフォン向けのコンテンツサービスの落ち込みなどが響いた模様だ。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■モバイルゲーム事業は、売上高17億4200万円(同5.7%減)、セグメント利益1億8800万円(同37.4%増)だった。アクセルマークとインディソフトウェアそれぞれが行っていたモバイルゲーム事業をアクセルゲームスタジオに集約し、ゲーム開発会社に適した組織体制に刷新した。また、高品質なゲームを開発するラインを増やす試みとしてネイティブアプリを開発するInterrapsも4月に設立した。
「Mobage」などにおいて提供しているブラウザゲーム「天空のレギオン」など既存タイトルの売上は安定的に推移したほか、ネイティブアプリ「反逆のシエルアーク」の売上も堅調だった。新規ゲームへの投資では、ブラウザゲーム「三国志トライブ」を6月にリリースし、人員の配置転換や新規採用、不採算タイトルからの撤退により人的リソースを新規ネイティブアプリ開発へ集中させ、今後の事業拡大に向けた投資を拡大したとのこと。
■広告事業は、売上高11億3400万千円(同17.5%増)、セグメント利益5300万円(同48.7%減)だった。フィーチャーフォン向け広告売上が減少する中、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の売上拡大に注力した。「ADroute」の売上は、クライアントからの出稿ニーズの高まりを背景に拡大しており、当期では前年比54%増と大きく伸長。また新規の広告サービス開発にも取り組んだという。
■コンテンツ事業は、売上高5億1600万円(同28.4%減)、セグメント利益4500万円(同32.5%減)だった。スマートフォン向けコミック売上が前年比で増加しているものの、フィーチャーフォン向け売上の減少を補うまでには至らず減収の傾向が続いている。ネイティブアプリ版のコミックサービスの開発に注力した。
【追記】
7~9月期の業績は、売上高8億1900万円(前四半期比で5.0%減)、営業利益100万円(前四半期1300万円の赤字)、経常利益200万円(同1400万円の赤字)、四半期純損益500万円の赤字(同2100万円の赤字)だった。
■10~12月期は赤字となる見通し
2015年9月通期の業績予想は開示せず、第1四半期(10~12月期)の予想を開示した。開示された見通しは、売上高は前年同期比1.2%増の8億円、営業損益が7000万円の赤字(前年同期2700万円の黒字)、経常損益が7300万円の赤字(同2600万円の黒字)、四半期純損益が7400万円の赤字(同1800万円の黒字)となっている。
売上高は計画通りだったものの、利益面では従来予想を上回る着地となった。営業利益が33%増、経常利益が36%増、当期純利益が133%増となった。同社では、売上高が増加したことによる売上総利益の増加と、モバイルゲーム事業でのリリース後の既存タイトルの運営効率化や外注費を中心とした原価逓減活動が奏功したと説明している。
同社では、全ての事業においてサービスの「スマートフォンシフト」を推し進め、スマートフォン向けサービスによる売上比率を前の期の57%から77%へ大幅に向上させることができた、としている。主力のモバイルゲーム事業の収益が改善したものの、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」やスマートフォン向けコミックサービスの開発にかかる先行費用、フィーチャーフォン向けのコンテンツサービスの落ち込みなどが響いた模様だ。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■モバイルゲーム事業は、売上高17億4200万円(同5.7%減)、セグメント利益1億8800万円(同37.4%増)だった。アクセルマークとインディソフトウェアそれぞれが行っていたモバイルゲーム事業をアクセルゲームスタジオに集約し、ゲーム開発会社に適した組織体制に刷新した。また、高品質なゲームを開発するラインを増やす試みとしてネイティブアプリを開発するInterrapsも4月に設立した。
「Mobage」などにおいて提供しているブラウザゲーム「天空のレギオン」など既存タイトルの売上は安定的に推移したほか、ネイティブアプリ「反逆のシエルアーク」の売上も堅調だった。新規ゲームへの投資では、ブラウザゲーム「三国志トライブ」を6月にリリースし、人員の配置転換や新規採用、不採算タイトルからの撤退により人的リソースを新規ネイティブアプリ開発へ集中させ、今後の事業拡大に向けた投資を拡大したとのこと。
■広告事業は、売上高11億3400万千円(同17.5%増)、セグメント利益5300万円(同48.7%減)だった。フィーチャーフォン向け広告売上が減少する中、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の売上拡大に注力した。「ADroute」の売上は、クライアントからの出稿ニーズの高まりを背景に拡大しており、当期では前年比54%増と大きく伸長。また新規の広告サービス開発にも取り組んだという。
■コンテンツ事業は、売上高5億1600万円(同28.4%減)、セグメント利益4500万円(同32.5%減)だった。スマートフォン向けコミック売上が前年比で増加しているものの、フィーチャーフォン向け売上の減少を補うまでには至らず減収の傾向が続いている。ネイティブアプリ版のコミックサービスの開発に注力した。
【追記】
7~9月期の業績は、売上高8億1900万円(前四半期比で5.0%減)、営業利益100万円(前四半期1300万円の赤字)、経常利益200万円(同1400万円の赤字)、四半期純損益500万円の赤字(同2100万円の赤字)だった。
【アクセルマークの四半期売上高・営業利益の推移(単位:億円)】
■10~12月期は赤字となる見通し
2015年9月通期の業績予想は開示せず、第1四半期(10~12月期)の予想を開示した。開示された見通しは、売上高は前年同期比1.2%増の8億円、営業損益が7000万円の赤字(前年同期2700万円の黒字)、経常損益が7300万円の赤字(同2600万円の黒字)、四半期純損益が7400万円の赤字(同1800万円の黒字)となっている。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624