アクセルマーク尾下社長、新作『大乱闘!!ドラゴンパレード』に「非常に強い手応え」

アクセルマーク<3624>は、この日(2月5日)、2015年9月期第1四半期の決算発表を行うとともに、東京都内で決算説明会を開催した。決算説明会に臨んだ尾下順治社長(写真)は、「セガネットワークスさんとの共同タイトル『大乱闘!!ドラゴンパレード』はリリースから2週間を経過したが、大規模なプロモーション活動は行わず、50万ダウンロードを達成した。かなりいい状況にある」と明かした。

国内のアプリストアで主流のラインディフェンスゲームは端末を横持ちで遊ぶゲームが多いが、本作については縦持ちで遊べることが評価ポイントになっているとのこと。またモンスターのレアリティも☆1から5まで用意されているが、☆3のモンスターの中にはしっかりと育てていくと、お金を使わなくても☆5に育てられるものがあるという。このため、ユーザーが多く客単価が低いことを想定したモデルだが、「予想以上にいい数字で、大変手応えを感じている。ロングランヒットタイトルを目指したい」。

尾下社長によると、リリース予定だった11月時点で配信できたが、追加の開発が必要と判断し、2カ月リリースを延期したという。その間、新しいワールドやイベントの開発などリリース後の運営を想定したコンテンツを開発したそうだ。「お客様のコンテンツ消費速度が速いことを想定したが、現在の状況を考えると正解だった。それでも想定以上にヘビーに、アクティブに遊んでいただいている。そう考えると延期も意義があった」と振り返った。


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なお、『大乱闘!!ドラゴンパレード』は、同社初のフルネイティブのアプリとしてリリースされたタイトルだが、好調な滑り出しとなったことを考えると、同社としても、これまで着実に積み上げてきた開発力と運営力には自信を深めたのではないか。今後、リリースされる予定の新作タイトル『ソウル オブ クリスタル』、『ダージュ・オブ・ロア(仮)』、『キングダム-英雄の系譜-』にも期待が募るところだ。

決算説明会の模様は後日、改めて報じる予定。


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(編集部 木村英彦)



 
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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