ブロードメディア、15年3月期は25億円の最終赤字…Gクラスタ・グローバルののれん代6億円を減損処理 貸付金4億6200万円も特損に

ブロードメディア<4347>は、4月24日、2015年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想120億円から119億1800万円、営業損益は同11億2000万円の赤字から11億4700万円とおおむね想定ラインでの推移となったものの、これまで不確実性が高いとして開示を行っていなかった経常損益は23億5800万円の赤字、当期純損益は25億8000万円の赤字と開示された。
 

経常損益の赤字幅が膨らんでいるのは、営業損失に加え、営業外費用として持分法適用関連会社の純損失の当社持分等を投資損失として計上したため。また、第3四半期に持分法適用関連会社であるGクラスタ・グローバルの株式に係る「のれん」の全額にあたる6億900万円について減損処理を行っている。

さらに当期純損益については、CDN事業の一部を営業譲渡したことや連結子会社である釣りビジョン株式を一部譲渡することに伴う投資有価証券売却益を特別利益として計上したものの、Gクラスタ・グローバルへの貸付金4億6200万円(※)、および返済の遅延などが生じていた取引先への貸付金1億5400万円について、短期的な回収は困難であると判断し、貸倒引当金繰入額として特別損失に計上したことが影響している。

※2015年3月期第3四半期累計期間にGクラスタ・グローバルへの貸付金3億1100万円について、短期的な回収は困難であると判断し、貸倒引当金繰入額として特別損失に計上。さらに第4四半期連結会計期間において、追加の貸付を実施し、貸倒引当金繰入額として1億5100万円を追加計上。
ブロードメディア株式会社
https://www.broadmedia.co.jp/

会社情報

会社名
ブロードメディア株式会社
設立
1996年9月
代表者
代表取締役社長 橋本 太郎
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4347
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