さまざまな職種をまたいで集まっていただいた今回の5名。「エイチームへの印象」「ワークスタイル・職場環境」「今後チャレンジしたいこと」という3つのテーマに基づきながら、自由にトークを繰り広げてもらった。誰かが口を開けば、別の誰かが乗っかったり、ツッコミを入れたり。ここはカフェかと見間違えるくらい賑やかに、そして華やかに座談会は進んでいった。これを読めば、エイチームの日常風景がありありと見えてくるに違いない。
(左から)
人事/H.Oさん
エンジニア/M.Mさん
グラフィックデザイナー/T.Sさん
UIデザイナー/K.Mさん
マネージャー/J.Kさん
■テーマ1 「エイチームへの印象」
H.O:みんなは入社前、エイチームに対してどういうイメージを持っていました?
J.K:今年で9年目なんだけど、求人広告を見たときは正直「何かマニアックそうな会社だな」って思った。当時はまだ40名くらいだったかな。笑顔で弾けている感じじゃなくて、変わった人たちのコミュニティというか。
M.M:それ、ディスってないですか(笑)?
J.K:でも私にとっては、それが印象良かったんだよね。すっごくワクワクした。感性が合いそうな気がして。濃い人たちが多そうだから、私のこともきっと受け入れてもらえるんじゃないかなと。
T.S:私のときとは全然イメージが違いますね。今年で2年目なんですけど、愛知のIT企業と言えば「エイチーム」くらいのブランド力があって、学生の頃から憧れていました。
通っていた専門学校とエイチームの合同コンペがあった際には、気合いが入りましたね。その後、一緒に制作を行う機会があったんですけど、「学生相手にここまで親切に教えてくれるんだ」って思いました。
M.M:分かる。私が入社したときはそこまでの知名度はなかったけど、インターンのときにマンツーマンで丁寧に教えてもらったのは印象的でした。スマホアプリを1ヵ月でつくるっていうテーマで。そこで会社に興味を持って、入社を決めました。
J.K:覚えてるよ! M.Mちゃんがインターンで会社に来たときに、社内がざわついてたんだよ。「あの子いいよね。オーラがキラキラしてる。」って。
K.M:私は中途入社だからインターンはなかったけど、面接のときのことは印象に残っていて。「あのゲーム楽しいですよね」という話ですごく盛り上がった。前の職場もカジュアルな雰囲気だったけど、エイチームはそれよりもさらに楽しそうな気がしたな。それに変な人もいっぱいいるから、安心して自由に振る舞えるし。と言うか、ここじゃ浮こうにも浮けない。
H.O:大量のこけしをデスクに並べていて浮かないって、すごいですよね。
K.M:視界に入ると落ち着くんですよ。あ、そう言えばこの間出社したら、こけしたちが全部逆を向いてたんですけど、ひょっとしてJ.Kさんの仕業?
J.K:違うよ! 夜仕事をしていた人が、こけしに見られているような気がして怖くなったんじゃない(笑)? それともドッキリかも。よく社長が仕掛けるじゃん。
M.M:私も仕掛けられましたからね。「中国の会社と手を組んだから、全体ミーティングでその挨拶をしてほしい」って言われて、変な挨拶を教えられましたね。何とかやり終えたら、納会のときに嘘だとネタばらしをされました。
H.O:社長をはじめ、役員がお茶目だよね。イベントごとも心底楽しんでいるっていうか。ナゴヤドームで運動会をしたときは、だいぶ怪我人出たけどね。普段体を動かさないのに張り切るから…。
T.S:納会でのコスプレ大会も本気でしたよね。
M.M:うん。普通のバニーガールとかじゃないレベル。
T.S:社長はルーセントタワーの格好をしてましたもんね。オフィスビルのコスプレなんて見たことないですよ。なのに、振り返りなどのスピーチ内容はとても真面目で驚きました。
J.K:前に砂浜でBBQを開いたときにビーチフラッグをしたんだけど、走っている人たちがいきなり穴にはまったんだよ。そしたら社長だけ穴を回避して、悠々とフラッグを取ってた。後から聞いたら、前日に自分で穴を掘ったんだって。バレないようにちゃんと段ボールを敷いて細工したとか。たまに小学生みたいだなって思う。遊び方が純粋というか。
T.S:でも、メリハリがついてますよね。思いっ切り遊ぶ半面、仕事をしてるときはお互いに切磋琢磨し合っていますし。定時後はリラックスムードだけど、定時内はみんな本当に真剣です。
K.M:いい緊張感があるよね。会社として高い目標があって、それをどうやってクリアしていこうかという策をみんなで真剣に考えてる。マーケットの動向にも刺激を受けるしね。「他には負けたくない」っていう思いも人一倍強い会社と思う。
J.K:そうそう。ちゃんとそういうところもフォローしとかないと。
M.M:フォローし切れてますかね(笑)。
■テーマ2 「ワークスタイル・職場環境について」
H.O:働きやすさについてはどうですか? 忙しいと思うけど、ちゃんとバランスは取れてます?
M.M:遅くまで残るときもありますけど、早いときは定時で上がってますよ。上司と相談しつつ、ある程度は自分の裁量でコントロールしてます。その辺りの自由は利く職場だと思う。
J.K:マネージャーとしては、チームの状況は常に気にするようにしてるかな。メンバーの表情をみて、息抜きが必要だなと思ったら話を聞いたり飲みに誘ってみたり。コミュニケーションは大事にしてて、大体誰かと何かしら話してる気がする。
T.S:コミュニケーションは活発ですよね。デザイナー同士で「こういうアイデアはどうだろう」って意見を交わすこともよくありますし。何か企画を思いついたときは「これ提案してみようよ!」ってなって、みんなでリーダーのもとに行くこともあります。実際に採用されることもあるから、どんどん言いに行こうって思えます。
K.M:大好きなゲームづくりができることもやりがいにつながっているけど、良いサービスを提供するための試行錯誤は学びが多く、私にとって働きがいのあるいい環境だと思ってる。そのために、他社がどんな風に開発を行っているかだったり、どんなサービスを提供しているかの情報も常に収集する必要があって。
J.K:会社としての柔軟性は大きいよね。いいものはすぐに取り入れる。
K.M:新しい仕組みの導入に積極的ですよね。「それ面白いね」って興味を持って協力してくれるし、そこから実現までの動きも早い。やると決めたらすぐに動く。
T.S:新規ゲームの企画を提案できる『A++』の存在もありがたいですね。誰にでもチャンスがあるので、私もチャレンジしてます。今回グランプリを獲ったM.Mさんのように、いずれは私もグランプリを目指したいなと。
M.M:制度ができてからは、毎回提出してたからね。いつもどこか頭の片隅で「面白いゲームって何だろう」「何かいい企画はないかな」って考えてて。
グランプリを獲ったときも、仕事が忙しかったんですが、ひらめいたものがあって、なんとか3枚の企画書を提出しました。そしたら「コンセプトが分かりやすくて、市場と企画内容がマッチしている」っていう評価をもらって。
H.O:モチベーションを上げるためには、やっぱり制度や環境って大事ですよね。年末に本社移転を計画してるけど、みんな楽しみにしてますもんね。全社員から集めたアンケートが反映されている部分もあるから。
J.K:ラフなスタイルでミーティングができるスペースができるんだよね? 設計者の人から具体的な仕様を聞かれたよ。
H.O:『カフェ風や和風のいろんなタイプのミーティングスペース』ですよね。もっと気軽にブレストできるようになりますね。
T.S:同期は「足湯が欲しい」ってアンケートに書いてたな。
H.O:面白いね(笑)。あ、社食ができるよ。お昼はもちろん、モーニングもあるし、夜にはバーになる。メニューもこだわって決めているみたいだから、味や栄養もバッチリ。お財布にもやさしいよ。
J.K:さらに居心地がよくなりそうだね。
M.M:もはや住んじゃいそう。
■テーマ3 「今後チャレンジしたいこと」
J.K:職場環境もそうだけど、これまでのキャリアを振り返ってみると、本当に恵まれてきたなって思う。今までやったことがないことにもたくさんチャレンジさせてもらったし。私、入社前はゲーム制作に関わったことがなかったんだよね。
K.M:私もそう。広告畑にいました。
J.K:入社してからしばらくはツール系のサービスを担当していたんだけど、ある日、「ゲームのディレクターやってみない?」って声をかけてもらって。前任者が立ち上げた後の引き継ぎで、自分に務まるかどうかも不安だったけど、当時のチームメンバーはそれ以上に不安だったんじゃないかなって思う。
ゲーム未経験の人間がいきなりポコンと入ってくるのって、あまり気分がいいものじゃないと思うんだ。普通なら。でもそこは、やっぱりエイチームだなって思った。足らない知識をはじめ、いろいろなことをサポートしてもらったし、「どうしたらもっとよくなるんだろう」って毎日話合いながら試行錯誤進めていったかな。お互いを認め合う文化があったからやっていけたんだと思う。
T.S:分かります。エイチームのデザイナー陣は飛び抜けた得意分野を持った人たちが多いんですけど、気軽に聞きに行けるんですよ。今後もみなさんに教わりながら、3D演出とかキャラデザインとか、幅広くスキルレベルを上げていきたいなって思ってます。
M.M:私は企画職にチャレンジしたい。今はエンジニアだけど、プランナーになりたくて。前々から公言してて、半年に1回の面談の際にも部署異動の希望を伝えてるくらい。『A++』でグランプリを獲ったことが大きな一歩になればいいな。
T.S:私もゆくゆくは新規企画に携わってみたいです。有名タイトルのメインイラストを自分で手がけられたら最高です。
K.M:そのゲームで遊んでる人を街中で見かけたら、テンションが上がるだろうね。私、電車の中で他の人のスマホ画面をついついチラ見しちゃうんだけど、他社のゲームだったらギーッてなるんだよね。
M.M:「エイチームじゃないのか!」って。
K.M:そうそう。車両内でのエイチームのユーザーを1人でも多く増やしたいなって思う。もう、一両全部を埋め尽くすほどに。もちろん自分の友だちにも遊んでほしいけど、それくらい裾野が広がってほしいっていう大きな夢がある。
H.O:東京スタジオの開設も、そのプラスになると思う。私は東京での採用を成功させないと。何としてでも、いいスタートダッシュを切りたい。興味のある方には是非応募してほしいです。それじゃ最後に、J.Kさんの今後の意気込みを教えてください。
J.K:私は、これまでは割りと「自分をうまく使ってください」というスタンスだったんだよね。エイチームだったら、何をやっても楽しく取り組めるって思えたから。でもエイチームは本気で勝ちに行こうとしているわけだから、そんなんじゃダメだなって思う。
拠点も増えるし挑戦の規模も大きくなっていく。私は後方支援とチームづくりがメインになるとけど、自主性を持ってやらせてもらっている分、その期待に応えたい。経営理念を含め、エイチームらしさを守りながら、勝てる組織としてもっと上のステージにステップアップさせたい。
H.O:みんなの想いが聞けたところで、みんなでランチでも行く?
一同:行きましょう!
座談会は続く…。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662